これぞエンターテイメント!『グレーテスト・ショーマン』レビューとイラスト

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映画『グレイテスト・ショーマン』予告A
89点

こんちゃ!アサミヤです。

今回ご紹介する映画はヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画『グレーテスト・ショーマン』

あらすじこちら↓↓↓

主人公のP.T.バーナムは<ショービジネス>の概念を生み出した男。誰もが“オンリーワンになれる場所”をエンターテインメントの世界に作り出し、人々の人生を勇気と希望で照らした実在の人物だ。そんなバーナムを支えたのは、どんな時も彼の味方であり続けた幼なじみの妻チャリティ。彼女の愛を心の糧に、仲間たちの友情を原動力に、バーナムはショーの成功に向かって、ひたむきに歩む。(Filmarksより)

『グレーテスト・ショーマン』の感想

アカデミー受賞作品である『ララランド』の製作チームが作ったというんだから、こりゃ期待しないわけにはいかない。

CMでもガンガンテンション上がるような編集してるし、スカッと痛快な映画なんだろうなーー!と観る前から小躍りしちゃうよ。

んで、実際観ての感想ですが、全くもって期待どおりの映画でしたわ。
『ララランド』って中盤ほとんどミュージカルのシーンがなくてストーリーに重きを置いてたけど、『グレーテスト・ショーマン』はもはやストーリーなんていらない!ってくらいのテンションで歌いまくり。

ストーリーの重要性?

はっきり言って、ホンマに別にストーリーいらんかったんちゃうかな?とさえ思ってしまいます。それくらいの迫力。絵の力!

ヒュー・ジャクマン演じるショービジネス魂の塊のような人物が紆余曲折を経て成功していくっていう王道のストーリーだし、その転落やサクセスの過程は二の次だよっていう作り手の意向がはっきりと見えるくらい随所に歌と踊りを盛り込んでくれています。

”そりゃミュージカルなんだから”と言われるかもしれないけど、歌を入れることでストーリーの重要な分岐点を見えにくくしているというか、あやふやにしたまま話が進んでいくような作りだから、「これってどういうことなんだ?」と細かいことを気にしだしたら『グレーテスト・ショーマン』はあまり面白くないかもしれない。

なぜそれが作り手の意向と思うかというと、背景がわざとらしいくらいに美しく絵本のようなんですよね。

空に浮かぶ全く動かない雲、大きく明るすぎる月。
まるで舞台のセットを観ているようで、引き込まれるんだけど、同時に真実味も薄れるわけです。

また、ミュージカル部分以外のところのストーリー展開が、早い早い!!!!

セリフも「ん?なんて?」と思っちゃうような微妙な箇所が時々あって、ひょっとしたら翻訳の方も大変だったのかもしれませんね。英語わからないのでこれは邪推ですがw

「この映画はあくまで作り物で、ストーリーよりもエンターテーイメントとしてのあり方を楽しんでね」と製作陣が示してるんだろうなと思いました。

冒頭のショーのシーン(実は主人公の妄想)から「こういうテンションでいきまっせ!!」という意思を提示してくれているので、そこにこちらのチューニングを合わせることができれば最後までただただ楽しく鑑賞できると思いますよ。

P.T.バーナムの人物像

もう一つ、後から振り返ると「あれっ」って思ったのは、ヒュー・ジャックマンが演じる主人公P.T.バーナムという人物の描き方。

幼少期の貧困からショービジネスで成功するまでが描かれているんだけど、果たして彼は人間としても成長したのだとろうか?と疑問に思ったり。

大好きな幼馴染と結婚するも、お金がなくて困った彼は背が小さい男性やヒゲが生えた女性などの「フリークス」と呼ばれる人々を集めて”見世物小屋”を作るんですよね。いわゆる身体障害者であったり、「異形」と呼ばれるような人々、または当時のマイノリティー人種の人々です。

まぁ、普通に考えてなかなかゲスいぜバーナム!

その発想に至るのには理由があって、食べるものがなくて困っていた少年時代の彼に、とあるこれまた「フリークス」と呼ばれる女性がりんごを差し出してくれて、バーナムはそれを貪るように食べたのでした。

そのこと自体に感謝の念がありこそすれ、結局劇中最後まで彼が「フリークス」達を大事に扱っているようには見えないのです。
結局はショービジネス界で生きる男として、とても自分勝手な人物として描かれているように感じました。

 

で、実は私はこの描かれ方が、逆に好印象でした。

映画での醍醐味としてよく語られる「登場人物の成長」というものですが、それがお涙頂戴的にわかりやすく描かれる手法には寒々するし、『グレーテスト・ショーマン』はあくまでエンターテインメントとしての位置付けにあるものだから、不必要に人物やストーリーに感動するポイントを付随させなくてもいいと思うんです。

映像や歌、踊りで感動させてやる!という、製作陣の根性が見えて、私はその意気込みに感動しましたよ。

もちろん劇中で「フリークス」の人々は激しい差別に直面します。しかしそれと真っ向から「戦う」ということはこの映画の本題ではないのです。

「フリークス」と呼ばれる人々が、自分達の居場所を見つけ、そしてそれは同時にバーナムやフィリップの居場所としても輝くステージだった。

いい意味での「持ちつ持たれつ」が描かれた作品なのだと思います。

ことさらに「マイノリティーの苦しみを理解し権利を守ろう」と騒ぎ立てる暗い映画をつくるよりもよっぽど、マイノリティーな人々の心について考える機会を世界中に提供していると思います。

 

素直にダンスや歌に感動

 

なんだかんだ描きましたが、純粋にミュージカル映画としては素晴らしい大作でした。
ヒュー・ジャックマン始め、ゼンデイヤザック・エフロンミシェル・ウィリアムズレベッカ・ファーガーソンなどなどの存在がもうキラキラしてて歌も抜群だし(レベッカ・ファーガーソンだけ歌は別の方)、ダンスも演技も素晴らしい。

歌がかなり現代風のテイストなので、ミュージカルに慣れ親しんでいない世代でもライブのような感覚で楽しめると思います。
今も私、サントラをリピート再生しております。

ぜひ皆さまもサントラゲットしてちょーだい。


 

これ、完全に余談なんですけど、ラストにヒュー・ジャックマンが象に乗って街中に現れるんです。

普通に感動できるシーンなんだけど、私一人映画館で笑いをこらえておりました。

なぜならその姿がアサイラム作品の『ズーンビ』に出てくるシーンにそっくりだったからです。

 ※参照↓↓↓

時間の無駄シリーズ! これにクスッときたらあなたの負け! 「ズーンビ」レビューとイラスト

そりゃCGの出来は比べものにならないんだけどね。
『ズーンビ』観た人ならわかってくれるんやないかな。
ということで、『ズーンビ』未見の方は是非観てね♪

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豪華俳優陣ももちろん、エンターテーイメントに富んだストーリーとダンスに虜!。

 

 

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