イヤな村映画の最終系!映画『黄龍の村』(2021)レビューとイラスト(ネタバレなし)

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概要・あらすじ・キャスト

概要

ホラー映画専門の動画配信サービス「OSOREZONE (オソレゾーン)」が出資した第1回作品として製作された。

主題歌はオルタナティブ・ロック界で注目を浴びるHelsinki Lambda Club(ヘルシンキ・ラムダクラブ)が担当。

監督の阪元は「『黄龍の村』は自分にとって大きな転換期に撮った作品なので、青春映画のノリで楽しく、爽快な気持ちになって欲しいと述べている。テキサスファンタスティック・フェスト映画祭およびサン・セバスチャンホラー&ファンタジー映画祭正式招待作品。映画ライターの人間食べ食べカエルは「あらすじだけ聞くと王道ど真ん中の村ホラー」「この映画はタダモンじゃない」と寄稿している。(Wikipediaより)

あらすじ

レンタカーでキャンプ場へ向かう優希ら8人の若者たち。その途中、山の中で車がパンクしてしまい、携帯電話の電波も繋がらず、助けを求めて歩き始める。トンネルを抜けてたどり着いたのは、包丁が頭に刺さった案山子がある奇妙な村・龍切村だった。馬に乗って現れた老人は車を直してくれると話し、優希たちを自宅へ招く。老人の家では3人の女性が律儀に出迎えてくれ、夕食や布団まで用意されていた。老人の半ば強引な誘いでその夜は泊まることになるが、翌朝、外の音で目を覚ました優希は、不思議なお面を被った村人たちが外を練り歩く姿を目撃する。(映画.comより)

キャスト

監督・脚本・編集:阪元裕吾

出演:水石亜飛夢 
   松本卓也
   鈴木まゆ 
   伊能昌幸 

感想

旧Twitter xで話題になってた作品をようやく観た。

迷惑系パリピ大学生が車でキャンプ地に向かう自撮り映像を観た時点で、どんどんやっ(殺)てくれと期待値が上がるオープニング。

70分という短尺ということもあってテンポよく怪しげな村に招かれ、あっという間に謎の儀式に巻き込まれていく小気味良さ。

「これ、村の決まりやから」と大柄な男は嬉しそうに言い、ニセGACKTチックな黒ずくめ刀使いや以上にテンションの高いキチ○イ鶏冠男などの個性豊かな村人たちが暴れ回る。

あっという間に若者たちが全員ブチの召され、オープニングの自撮り映像が繰り返される中盤・・・おや、これからどんな展開になるんだ?

と思ったここからが本番。

ネタバレになるからここでは書けないけれど、怒涛のアクションが待ち受けている。

実は阪元監督作品を観たのは初めてなのだけれど、『ベイビーわるきゅーれ』を始め、バイオレンスアクションがすごい監督だという噂は耳に入っていたのでね。こりゃすごいわ、と納得した後半だった。

『ミッドサマー』的な、本当にイヤーな陰湿村をお求めの方も満足できるし、アクション好きも満足できる素晴らしいエンタメホラーだったよ。

個人的に伊能昌幸にハマったので、彼が主役の同じく阪元監督作品『最強殺し屋伝説国岡完全版』を観たいなとウズウズしてる。

前後半のギャップに燃える、イヤな村映画の最終系作品、絶対絶対絶対面白い。観て。

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映画じゃないんだけど、〈村×バイオレンス〉といえばやっぱこれだなぁ。

コメント

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