手錠をかけられた手でタバコを吸う枯れオヤジ。
胸元から取り出す缶詰と子猫。
何者かと尋ねられて答えるのは・・・。
オープニングから畳み掛けるセンスの嵐で、「この作品、傑作かもしれん!」という期待値があがりましたが、その期待を裏切らない脚本、演出、アクションの数々。
何より枯れオヤジ(&ジジイ)が大活躍の今作は、若手俳優に興味のないオヤジ好きにはたまりません。
ラストの無双アクションは「ジョンウィック」を彷彿とさせますが、それに至るまでのジリジリもどかしいもさいアクションがまた良いんです。
シリアスな演出の中に投げ込まれる絶妙な笑いも、徐々に主人公が覚醒してゆく中で増幅していくという演出も素晴らしい。
まさにお笑いでいう緩急が詰め込まれた内容で、最後にはスカッと爽快な気分になることでしょう。
アクションものの中ではピカイチに好きかもしれない。
オヤジ好きは絶対に観るべし。
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