ジャパニーズゾンビすげえ! -映画「アイアムアヒーロー」感想とイラスト- ※ネタバレあり

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超カンタンあらすじコチラ↓

売れない漫画家の鈴木は彼女からも愛想を尽かされ家を追い出される。
仲直りに部屋に戻るとそこには人間とは思えぬ様相で鈴木を襲う彼女が。
日本中が謎の感染ウィルスによりZQNと化した人々で溢れかえっていたのだ。
道中を共にすることになったJKヒロミと決死のサバイバルが始まる!


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82点

(※以下ネタバレあり)

 

見終わった途端スタンンディングオーベーションをしましたアサミヤです。
邦画でこんなに興奮したのは初めてに近いのでは!
正直洋画に偏った偏執的嗜好なので邦画をナナメ上から目線で見るという癖が抜けません。
それでも!
アイアムアヒーローのクオリティには脱帽!!
ストーリーもさることながら、ZQNの容赦ないグロ表現は拍手ものです。

で・す・の・で(◉ᾥ◉)❤︎、
グロに慣れていな方は正直吐くでしょう。
私としては吐いてでも観てほしいくらいの良作ですので、観るなとは言いません。

むしろ観ろ(嘘です|;´・ω・`|ゞ スンマセン)

原作である漫画「アイアムヒーロー」はご存知でしょうか。
読まれたことある方はもちろん、未読の方も十分楽しめます。
私も読んだことはありますが途中で止まってしまってるので、どこまでのストーリーを盛り込んでいるのかなと危惧してはいましたが、
なんせ漫画自体が結構間延びした展開(後半は変な方向いっとった記憶)なので上手いこと凝縮しながらオリジナルのストーリーも入れ込んでて手に汗握る構成になってました。
やはり一番の見所は、原作第1巻を読んだ時も恐怖に顔が引きつった、主人公鈴木の彼女、徹子(テッコ)がZQN化するシーン。
テッコがベッドから落ちデジタル貞子のような異様な動きでこちらに向かってくる、それをドアの新聞受け窓から見るシーンは絶叫ものだぜ。
原作もだが、ZQNの何が気持ち悪いって「目」なのよね。

この振りきったようにあらぬ方向に向いた眼球の気持ち悪さ。
海外のゾンビの気持ち悪さと違うのはこの目の特徴も一つだと思われます。
以前慢勉に「うしおととら」で有名な漫画家藤田和日郎氏が出ていたときに「この世のものならざる目」というお話をされてたのを思い出しましたよ。
こいつとはわかり合えないという目。
特にZQNは生前の習慣が出るため、バスの運転手なら「おすわりくださぁい」なんて言いながら襲ってくるからコミュニケーションの一方通行甚だしくて恐ろしいわけ。

ほんでやっぱり動きが抜群に気持ち悪い。
エクソシストばりのぐねりが”ゾンビ”とはまた違って”ZQN”というキャラを全面に押し出していて、原作の気持ち悪さを上手く表現しております。

私が原作でも記憶に残っていた”高跳び君”(勝手に命名)。
個人的に優秀賞をあげたい。

彼は元高跳びの選手だったようですが、屋上まで飛び上がろうと高く高くジャンプする為、地面に頭をめり込ませるという奥義をやってのけるんですね。
頭がペッコリいっちゃってるんだけど、すごく美しいんだ。

陸上選手特有のしなやかな体つきと涼しげな目、走り出す前に頭上でパンパンと拍手する姿。

ひたすらに空を目指して挑戦を続ける彼は真にかっこいいのだよ!
主人公達が逃げ込んだコミュニティが籠城しているショッピングセンターの屋上に、彼のジャンプがついに届くシーン、大音量のクラシック音楽が流れ、拍手を促すように頭上で手を叩く彼の姿が鳥肌もの。
惚れたわ。

かっこいい。
いやぁ、かっこいい(無意識に2回言っちゃってる)。

原作ではただの気持ちワルいZQNだなぁと思ってたけど、劇場版では見事にZQN界の主役を張ってましたね。
是非彼の活躍っぷりを観てほしい!
ホップステップジャンプ!!

 

さて、ZQNだけでなく人間のみなさんにも目を向けましょう。
主役の鈴木を演じる大泉洋
方々で絶賛されてますが、本当にはまり役。

背の高さによりスタイリッシュ感が隠せず気持ち悪さが軽減されますが、そこがいいんだ。
正直原作の鈴木はキモオタすぎて好かんのです(個人的意見です)(あくまでオタクは大好きです)。
気弱でたまにぼそっと呟く言葉がコミュ障っぽくて良い味出してる。
「失礼します」は笑った。

鈴木はフルネームを鈴木英雄というんですがね、自己紹介をするとき必ず「エイユウの英雄です」って言うんですね。
それが逆に痛々しい。
前述の彼女(てっこ)にも、漫画を持ち込んだ先の編集者にも「アンタ普通じゃん」と、一番オタクが言われたくない言葉を言われる気持ち、わかりますかっ(オタク代表)!

自分自身も心の奥底ではなんの才能もないとはわかってはいるけれど、どうしてもトクベツナモノニナリタイ症候群、わたしもです!わかります!

端から見たらおっさんおばさんになってなにいってんだ夢ばっかりおっかけやがってって思ってらっしゃるかもしれないけれどもこちとらは少しでも自分という人間を認めてほしい一心でがむしゃらにがんばってんだろうが

・・・すみません取り乱しました。

そんな鈴木くんは自らを繕う暇もなく一心不乱にZQNと戦いヒロミちゃんを守るという使命の中でいつしか真の「英雄」になっていくのです。
最後に「ただのヒデオです」と自己紹介をした彼の姿にカタルシスを感じる。
やっぱヒーローは自分のことヒーローなんて言わやせんもんね。

ヒロミ役の有村架純や藪(やぶ)役の長澤まさみも女性から見てもかわいくて「ぞキュン(๑>◡<๑) ɭ ɿ兯ん❤」となっちゃいいます(意味不明)。
序盤で散ることになるドランクドラゴンの塚地さんも特筆ものです。
気持ち悪さをよく体現した!
原作でも、先生とアシスタントのみーちゃんを羨んで毒を吐きまくってるとーーーっても気持ち悪いキャラなんだけど、よくぞここまでキモオタを演じきった(めっちゃ誉めてる)。
他にもコミュニティのリーダー伊浦役の吉沢悠の優等生すぎて狂気に振りきってる感じとか、サンゴ役岡田くんの死に際のラリった感じとかみんなキャラを際立たせていて見所満載。


そうだ!

今私のイチオシお笑い芸人メープル超合金がZQN役で出てますよ!
カズレーザーの金髪が目立ちすぎなのとデカすぎなのとニヤニヤして楽しそうなのがツッコミどころ!
ぜひどこに出てるか探してミソ。

私がおおっと思ったのがもう一つ。
タイトルクレジットがエンドロール流れる前にやっと出るんですね。
これ、”こっからが本番よ”って言われてるようでゾキュンとしたの。
確かに原作でもまだまだ序盤の方だから、続編があってもおかしくないのね。
っていうか作って欲しい!
このクオリティなら日本映画の歴史に残る筈だから!

ダメダメな日本のゾンビ映画業界のパイオニアになるでしょなコレ!!

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コメント

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