映画「パーフェクト・トラップ」レビューとイラスト※ネタバレあり

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『ワナオトコ』概要・あらすじ・キャスト

概要

新たな『ソウ』が誕生。
『ソウ』4~6作や『フィースト』シリーズの脚本を手がける、マーカス・ダンスタンが監督した『ワナオトコ』(09)。
続編を臭わせる終幕から3年の沈黙を破り、ついに続編登場!
前回、唯一生き延びたアーキン(ジョシュ・スチュワート)がまたしてもワナに立ち向かう!
殺人トラップ満載! !
冒頭の大掛かりなヘル・パニッシャー&ウォール・クラッシュに始まり、メデン・キャッチャー、
人間フック、串刺しシャベリンなどなど・・・凝ったギミックのトラップが多数登場! !(Amazonより) 

あらすじ

友人に誘われ、少し怪しげな地下倉庫のダンスパーティに行ったエレナ。しかしそこは、
殺人のための罠が仕掛けられた恐怖の館だった! 切り刻まれ圧縮され、一気に虐殺される人々。逃げ惑い箱の中に閉じ込められたエレナだったが、箱の中から恐ろしい光景を目にしてしまう。
一方 父親は娘を救出するために捜査チームを組織、そこに“ザ・コレクター”のワナから生き延びたアーキンを招集する。“罠館”に向かうアーキンと捜査チーム。
果たして彼らは“罠男”のコレクションの一部になる前に、エレナを救出することができるのか…。(Amazonより) 

監督・脚本

マーカス・ダンスタン

キャスト

●ジョシュ・スチュワート:アーキン

前作から引き続き登場。
唯一コレクターから生き延びた人物。
今回はコレクターに拘束されたエレナを助け出すために、エレナの父親が集結させた救出チームに加担する。
元金庫破りだが、根っこが良い奴感がプンプンするちょいワル系優男。

演じたジョシュ・スチュワートは『ダークナイト・ライジング』にベインの側近役で出てるよ。

●エマ・フィッツパトリック:エレナ

幼い頃の事故で片耳に障害を負っている。が、それがこのストーリーに活かされているかは定かではない。

エマ・フィッツパトリックはジェシー・アイゼンバーグ主演の『ソーシャル・ネットワーク』にも出てるらしい。

●リー・ターゲセン:ルチェロ

エレナ救出チームのリーダー。

シャーリーズ・セロン主演の『モンスター』にも出ていたリー・ターゲセンが大人の男魅力たっぷりにコレクターに立ち向かう。

●エリン・ウェイ:アビー

エレンよりも先に囚われの身となっていた。
エレンとともに逃亡を図るも、「あんたは補聴器なんて付けてるから資格ないのよ!愛されてるのは私よ!」なんて騒ぎ立てるイタい子。


シリーズ一作目の『ワナオトコ』レヴューはこちら↓↓

映画「ワナオトコ」レビューとイラスト- ※ネタバレあり
『ワナオトコ』概要・あらすじ・キャスト 概要 「ソウ」シリーズの脚本家コンビが贈る、驚異のホラー・アクション大作! 激しすぎる描写でR-18指定に!! ワナオトコが仕掛ける 針!カミソリ!包丁!ワイヤー!怒濤のデストラップは必見!!(Amazonより) あらすじ 金庫破りの前科がある内装業者のアーキン(ジョシュ・スチュワート)は、元妻が抱えた借金を返すため、再び罪を犯そうとする。 仕事を請け負った...

映画『パーフェクト・トラップ』感想

80点

これ、続編なのでご注意

「ソウ」シリーズの脚本家マーカス・ダンスタンの監督作品ということで、残酷非道な殺戮シーンが満載なのは間違いなしの一作。

この作品単体でも十分面白いんだけど、これ、「ワナオトコ」の続編なんですよ。
「ワナオトコ」→「パーフェクト・トラップ」っていうなぞのネーミング。
原題は「THE COLLECTOR」→「THE COLLECTION」という流れなんだけど、それはそれで分かりづらい。
続編だとは知らずに観る人続出なので、一言「気をつけてと」と言いたい。

実は私も「ワナオトコ」の続編って知らずに観てしもた( ̄Д ̄;) ガーン!!

痛々しい描写がパワーアップ

「ソウ」シリーズの脚本家が監督しているとあって、痛々しいソリッド・シチュエーションスリラーとしては傑作の一品。

オープニングでいきなり踊り狂うパリーピーポーがクラブ中に仕掛けられた罠で大勢死にます。
もちろん仕掛けたのはコレクター。
大きな歯車でプシューってなったり天井に押しつぶされてブシューってなったり、もう初っ端でお腹いっぱい。
ってかそんな大規模な罠を仕掛けられるあんた何者だよ。

今作の舞台となるコレクターのアジトも、”自分でよう引っかからんな”と感心するくらいにあちこち危険な罠でいっぱい。
前作よりも確実にグレードアップしております。

釘が足に刺さったり、肩から串刺しになったり、見た目にめっちゃ痛い描写がこれでもかと畳み掛けるように出てくるんですが、これがエグみを感じないんですね。
たぶん罠の規模がでかいので、爽快感が勝っちゃう感じ?
だからソリッド・シチュエーションの入門編としては「ソウ」よりもこちらの方がおすすめかもしれません。

コレクターっていうほどコレクションしてなくね?

殺人鬼の「コレクター」は一家を惨殺しても必ず一人は生きたまま捉えるのが法則。
このコレクターとやらは、いざ仕事(殺戮)をするぞーーていうときはマスクを被ります。
そのマスクから覗くお目目がクリクリでめっちゃかわいいんや!

こんなクリクリお目目で見つめられたらイチコロ❤️
丸々とした背丈の大きい様相は、「悪魔のいけにえ」のレザー・フェイスを想起させます。

このコレクターは、まさしく人体コレクター。
バイオハザードに出てきそうなホルマリン漬けの人体がたくさーん並んでおります。

そのホルマリン漬けの人体は、まるで芸術作品かのように継ぎはぎされていて、よくまぁちまちまと作ったわねと言わざるをえない。
なのに、その殺害シーンは結構雑というか愛がないというか。
もっと愛でて殺すもんなんじゃないのかって思っちゃうくらいにあっさりな口当たりの殺害シーン。
でも殺戮”マシーン”はかなり凝ってます。

冒頭でも書いたように、地下のクラブに集まって踊り狂う数十人の若者を芝刈り機の如くブシュブシュにしていくシーンがあるんですけど、めっちゃお金と時間かかったやろと突っ込まずにはいられない出来栄え。
あとは人間串刺しマシーンや、どデカイネズミ捕りとかね。
たぶん人体コレクターっていうより殺戮マシーンコレクターと言った方がいいんじゃないかと思うくらいに素晴らしいマシーンが揃っております。

もう少しコレクターさんには、人を殺害するときに愛しそうに撫でるとか人体の一部を切り取ってぺろぺろするとか、「この人イっちゃってるけど、人体に対する愛がとても深いのね❤️」って思わせてくれる描写があっても良かったのではと思いました。

突っ込みどころも満載

その設定いる?

そんな、殺戮美学があるのかないのかよくわからないコレクターにターゲットにされるのは幼い頃、交通事故に逢ったエレナ。

彼女、事故のせいか右耳に補聴器を付けています。
結構ここがクローズアップされるシーンがいくつかあるので、何か意味あるんかな??
と話の展開に期待していたのですが、なーーーーーーーんも意味なかった。

「ソウ」シリーズがそうであったように、物語に意味があるようでなんにもないというのが醍醐味なんだとやっと気づいた時にはもうエンドロールでした。
笑うしかない。

それでもこんなに面白い!と思えたのは、殺戮シーンの素晴らしさはもちろんですが、介入するエレナ救出作戦部隊の存在があったから。
「ソウ」一作目のような密室系も面白いですが、視点が変わることで飽きずに観れる。

アクション要素も含まれているので、ただのスプラッターホラーとは違った楽しみもあります。

ゾンビ映画?

あと途中でゾンビ的な人間が出てくるシーンは唖然としてしまった。
捕らえられて変な薬でおかしくなった人間達が救出部隊に向かってくるんだけど、あっさり銃でパンパーンって殺すことに日本人として違和感を抱きつつ、
実際にゾンビ映画だったら正解なんだよな、ととっても複雑な思いに駆られたシーンでした。

あれは一体なんだったんだろうか・・・。
一瞬私はゾンビ映画を観ているのかとまさしくトラップにかかったような思いでしたΣΣ( ̄◇ ̄;)!ハウッ!?

演出の良し悪し

クライマックスで、前作から登場のアーキンを助けようとエレナが人体ホルマリン漬けが入ったガラスを割って火を沈めるシーンがあるんですけどね。
これがめっちゃかっこいい(*_* )!!
かっこいいんだけどなんか笑っちゃう。

冒頭のクラブのダンスフロアのシーンもそうなんだけど、”この監督、かっこよく撮ろうとするきらいはあるけれど、なんか滑ってる”って思っちゃったのね。
たぶん、人体破壊の演出の方が性に合ってるんだろうなと。
これ、一応褒めてます。

ということで、突っ込みどころはあるけれど、存分に楽しめる内容になっています!
殺戮マシーンでの殺害は確かにグロいけど、気持ち良さの方が勝る素晴らしい出来!
でも血が苦手な方は刺激が強いのでお気をつけて!!!

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コメント

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