愛すべき超B級サメ映画『ウィジャ・シャーク/霊界サメ大戦』レビューとイラスト※ネタバレなし

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概要・あらすじ・キャスト

概要

旅行先のビーチでジルは古びた木片を拾うが、それは霊界と現世を繋いでしまう魔のアイテム、ウィジャ盤だった。ウィジャ盤の魔力により、ジルとその友人達は霊界から凶暴な人喰いザメを召喚してしまう。ウィジャ・シャークは次々と人間を襲い、町は一転して大パニックに!神出鬼没で無敵の霊体ザメを打ち倒す手段を知るのはただ一人、超能力を操るジルの父親だった…。(ビデックス動画より)

あらすじ

『ジュラシック・シャーク』『ロスト・ジョーズ』といった衝撃作を生み出してきたカナダの鬼才・ブレット・ケリー監督がスコット・パトリック名義で、6年ぶりにメガホンを取った最新サメ映画。(ビデックス動画より)

キャスト

監督:スコット・パトリック

出演:ステフ・グッドウィン
   ロビン・ホッジ
   ゾーイ・タウン

感想

海でたまたま拾ったウィジャボード(海外版コックリさん)を暇つぶしでやったら、人喰いザメ怨霊を召喚しちまった!?

サメ映画好き界隈で話題になってた今作。
もう明らかにB級すぎて観る人を選ぶんだけど、なぜか評価が妙に高い(つっても『タイタニック』ほどじゃないよ)から、よほどその層に愛されているんだろう。

ということで、約70分(良い長さだ)鑑賞してきましたよ。
率直に言って大好きだ。

サメの浮まくりなスケスケCGは周りに馴染まそうという気はゼロだし、水着ギャルたちが出てくるのに引き締まりのないボディが今作に妙に説得力をもたらしている、が、やっぱりもうちょっと色気が欲しいところだし、女子仲間の一人ティファニーと隣人とのお色気シーンに見えて全くそそられない謎の時間は無駄の一言だし、ツッコミどころが満載すぎる。

でも、全てを分かった上で楽しげに作っているであろうキャストや監督が見えて、こちらもとっても楽しい時間を過ごさせていただきました。

特に主人公ジルの父親が霊界でサメとバトルするシーン。
あれには度肝を抜かれましたよ。
まともに映画を作ろうとする人間だったらあぁはならないろうと思うくらいぶっ飛んでて、尚且つ父親を演じたジョン・ミリオーレのはじけまくった演技が全てのチープさを吹き飛ばすくらいに勢いがあって。

アメリカの某大統領を彷彿とさせる、陰謀論めいたラストカットも無駄に話を壮大に終わらせてて好き。

全サメ映画好きはもちろん、アサイラム作品が好きなB級界隈人間は必ず虜になるはず。

頭空っぽにさせて観ようぜ!

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アサミヤカオリ

イラストレーター/造形作家/映画コラムニスト/漫画家

大阪出身。
2018年より徳島に拠点に移して活動中。

AWAP『映画コラム』/ BRUTUS『赤恥研究所』連載中
B級映画/ラジオ/観葉植物好き。最近は20時半就寝4時起きで制作がんばってます。メキシコ行きたい。

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2020年公開
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