映画『ジョーカー』感想
98点
こんちゃ!アサミヤです。
先日、出産後初めて赤子を旦那さんに預けて一人で映画館に行ってまいりました。
どうしてもどうしても観たい映画があったから。
そう、それは今回レビューする『ジョーカー』。
ジャック・ニコルソンやヒース・レジャーなど、数々の名優がジョーカーを演じてきましたが、今回演じるのは怪優のホアキン・フェニックス。
それもジョーカー誕生までを描く衝撃作。
これはジョーカー好きとしては絶対観に行くしかないっしょ!ということで、わがままを言って観に行かせていただきました。
結果、マジ観に行ってよかった。
これ、劇場で観れずにいたら一生後悔してたかも。
SNS上ではすでにジョーカー信者が増幅中ですが、私も数日経った今でもジョーカーに心奪われたままです。
そのくらい尾を引く中毒性の高い作品。
何がすごいって、ホアキン・フェニックスの怪演ですよ。
痩せこけた体にエリマキトカゲのような変な走り方、そして脳の障害からくるこらえきれない笑いと愛想笑いの対比。
はじめは心やさしき人間なのに、度重なる悲劇の連鎖によって狂った人間になっていく様をさすがホアキンと言いたくなるほどの怪演で魅せてくれる。
映画評論家の町山智浩さんが『たまむすび』のコーナーでチャップリンの「遠くから見れば喜劇でも、近くで見ると悲劇」という言葉で紹介していましたが、まさしくその通りの内容でした。
コメディアンを目指して人を笑わせたいと願っていたアーサー(ジョーカーの本名)は、実生活は病気の母を抱え、職場では馬鹿にされながら生きている悲劇の人物。
そこからどんどんと追い詰められることで最終的に彼は「人生は悲劇ではなく、喜劇なんだ」と気づき、その瞬間にジョーカーが生まれる。
そしてジョーカーはゴッサムシティのヒーローとなる。
ジョーカーとゴッサムシティは相思相愛なんだと、共に生まれてきたんだという解釈がなされているのが今作の素晴らしい点だったと思いましたよ。
一つ言い忘れてはならないことは、アーサーが恋する同じマンションに住む女性を演じたザジー・ビーツのかわいさね。
口角をこれでもかと上げて笑うのが愛嬌満点で女性から見ても魅力的。
根暗でうまく笑えないアーサーとの対比で、太陽のような女性像がぴったりの女優さん。
なんでザジー・ビーツ推しかっていうと、旦那さんに似てるって言われたからなんですけど(自分ではどこが似てるのかさっぱりわかりませんが)。
そういうことで、みさまもかわいいザジー・ビーツを愛でつつ作品を楽しんでください。
最後に、断言します。
『ジョーカー』、今年NO.1 作品です!!
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