超カンタンあらすじコチラ↓
ゾンビに支配された世界。
人間がゾンビに捕らえられ、逃げ延びた人間は戦士としてゾンビと戦う日々を送っていた。
ある日ゾンビに囚われてしまった戦士デイヴィッドはゾンビが作った農場に連れて行かれる。
そしてそこにはある陰謀があることに気づくのだった・・・。
映画『ウォー・オブ・ザ・デッド』感想
10点
(※以下ネタバレ注意)
まずはじめにご了承頂こう。
私はこの映画がイチオシで記事を書いているのではないことを!
なんてったって監督がデヴィッド・A・プライアー。
B級界の迷監督。
超低予算なのは明らか。
あらゆるゾンビを拝見したいという志を持った方、はたまた時間が余り過ぎて、「ながら見」でも良いから映像を流しておきたいという方。
そんなあなたにはおすすめです。
まずジャケットにですね、「死が支配する惑星」という謳い文句が載っているわけです。
”宇宙空間とゾンビって素敵だなぁ”と乙女のようにワクワクして借りたわけでございます。そしたら
ただの荒野やないか。
なんかゾンビ農場つって、もろのどかなゾンビ村が出てくるんですわ。
もろ地球なんすわ。
いや、実際どっか何億光年先の惑星にはのどかな牧草地やらあってもおかしくはないんやけど。
もっとスペースワールドなプラネットを想像したっとのに!
期待してたんとちゃうわー・・・。
でもB級、特にゾンビ映画ではこんな期待はずれは日常茶飯事。
むしろをそれを楽しみに借りているところはございます。
妙なMっ気ね。
もうね、オープニングからゾンビグラビアかと言わんばかりに顔のハイライトムービーにテンション高めの音楽が鳴るところとか、しょっぼいランボー2人がゾンビが引き連れた美女軍団を救うとことか、
沢山ツッコミどころがある映画なんだなってちゃんと提示してくれてるから安心。
(注:少々きつめのお言葉も愛に満ち溢れたものですのであしからず。)
そのランボー風男性二人が兄弟でして、弟のデイヴィッドが主人公なんですが、明らかな差別野郎でね。
助けた美女の一人(ゾンビのもとで育った為に知能が低い)を気に入っちゃって彼女だけに言葉教えたり一緒に肉食べたりイチャイチャしてんじゃねーよ。
コミュニティでゾンビに襲われたときも兄たちを置いて彼女と一緒に逃げるとかあんた色情魔か。
と、ここまでデイヴィットを酷評致しましたが、一応主人公なので優しい目で見てあげてね。
デイヴィットと美女のスターはゾンビに捕まり(捕まり?)、連れて行かれた先はなんとゾンビが集団で暮らす農園だったのです。
もうツッコミたくなってらっしゃると思いますが、一呼吸置いてください。
ここに出てくるゾンビはもちろん人間を食べるんですけど、こうやって、ときどきは人間をつかまえて農園で飼いもする。
なにをいってるんだお前は。
なんでデイヴィッドとスターはゾンビに噛み殺されずに済んだのか、
そんな説明あるわけもございません。
というわけで、次いきます。
その農場にはリーダー(ゾンビ)がいて、言葉は話さずともゾンビ同士で意思疎通しているとな。
そして人間を飼い育て、子供を産ませて成熟したらみなで喰うという効率的なコミュニティを形成していたのです!
➖➖➖➖➖➖➖➖➖非効率!!!!
効率がなんと悪いんでしょう。
でもゾンビの為すことなのでそっと見守ってあげてね。
デイヴィットはスターと牢獄生活(すごく開放的な牢獄ね)を送るんですが、スリヴァーという男がやってきて仲良くなるんですね。
(スリヴァー役のジョナサンさんのイラスト↓)
この男、実は黒幕と繋がっていて裏切り者なんですが、もんのすごくカンタンに主人公に寝返る。
でも、いつまでたっても小ずるい裏切り者の表情をしよるのよ!
わざとの演技指導なの!?
いつまでもハラハラさせる作戦!?
もうちょっと目の演技に幅を持たせないと役者人生終わるよ、キミ。
スリヴァーが繋がっていた黒幕というのがこの映画でもミソなんですがね、何をやっていたかと言うとゾンビ農場を作っていた張本人なんですね。
人間がゾンビに人間飼育をさせていたという、もしマーベル作品ならもっと面白くできそうな設定をこの映画はダメダメにしているんですな。
最後は主人公のデイヴィッドもなぜか守衛にヘッドショットされて即死亡というぜんっぜん意味わからなさすぎて泣けるオチ。
いやぁ、時間の無駄というみうらじゅん的にいう修行を成し遂げました。
同じく修行をされたい方だけにおすすめです。
最後に一言。
ゾンビメイクするなら地肌にやれ、バレバレのマスク被るんじゃないよ。
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