映画『トゥモロー・ウォー』レビューとイラスト※ネタバレなし

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映画『トゥモロー・ウォー』概要・あらすじ

概要

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「ジュラシック・ワールド」シリーズのクリス・プラットが主演を務め、地球を脅かすエイリアンと人類の戦いを描いたSFアクション。共演にテレビドラマ「CHUCK チャック」のイボンヌ・ストラホフスキー、「セッション」のJ・K・シモンズ。監督は「レゴバットマン ザ・ムービー」のクリス・マッケイ。Amazon Prime Videoで2021年7月2日から配信。

あらすじ

ある日、2051年からのタイムトラベラーが現代に突然現れ、人類は30年後に未知の生物と戦争になり、やがて敗北するという衝撃の事実を告げる。人類が生き残るための唯一の希望は、現代から民間人と兵士を未来に送り込み、戦いに参加することだという。その1人として選ばれた、元軍人で高校教師のダン・フォレスターは、まだ幼い娘のために世界を救うことを決意。優秀な科学者や疎遠になっていた父親とともに、地球の運命を変えるべく立ち上がる。

映画『トゥモロー・ウォー』感想

クリス・プラット主演のAmazon独占配信のSF超大作。
90分台の作品ばかり観ている私でも140分間全く飽きることのない、
中身の濃ゆーい、それでいて何も考えなくても良い最高の娯楽作品でした。

未来からやってきた戦士たちと世界の存亡をかけてタイムトラベルをする一般人。
きっと銃すら持ったことがないのに、一切訓練もせず言われるがままに敵陣に乗り込む一般人。
何の躊躇いもなく国のために命を捨てる一般人。

普通なら「私には無理よ!」「俺にはできない!」なんて喚き倒すシーンが当然描かれるものですが、
驚くほど潔く、そういったお決まりのシーンがないのです。
ついでに敵に打ち込む弾数が半端なく、弾替えのシーンすらない(銃を持ち替えるだけ)。

キアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』は銃の構えや弾込め、弾替えのリアルなジェスチャーを追求した生々しいアクションが素晴らしい作品ですが、
それとは真逆をいくのが今作。
一切の無駄を排し、Youtube慣れした現代っ子でも飽きずに観れるかを追求したかのような間の省き方。

ただただテンポが良いだけでなく、アクション、クリーチャー造形、キャクター設定、全ての質が良く、
今作一つで三本のB級作品を観たかのような充足感。

ハリウッドお得意のご都合主義感は否めないしツッコミどころ満載だけど、
クリス・プラットが徐々にやつれていく様に俳優魂を感じるし、
J・K・シモンズの無駄にいかついじじぃ像がかっこよすぎるし、
俳優陣を愛でるだけでも一見の価値あり。

時間、絶対無駄にはさせません。
たぶん。知らんけど。

アサミヤカオリ

イラストレーター/造形作家/映画コラムニスト/漫画家

1983年生まれ。大阪出身。
2018年より徳島に拠点に移して活動中。

AWAP『映画コラム』/ BRUTUS『赤恥研究所』連載中
B級映画/ラジオ/観葉植物好き。最近は22時就寝5時起きで制作がんばってます。メキシコ行きたい。

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2021年公開SFアクション
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