映画『ランボー/怒りの脱出』イラストレビュー

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映画『ランボー2』

80点

こんちゃ!アサミヤです。

前回に引き続き『ランボー』シリーズの第二作目『ランボー/怒りの脱出』を鑑賞しましたよ。

前作のラストで投獄されたランボーは粛々と服役中。
そこに元上官であるトラウトマン大佐がやってきて、極秘任務についてくれたら解放したるでという交換条件を持ちかけられてベトナムに向かうのです。
ベトナムで捕虜にされているであろうアメリカ兵たちの姿を写真に収めてきてちょーだい、それだけで良いんやで、決して乱暴働いたあかんで!と念を押されるんですが、もちろんランボーですから、思いきり暴れまわります。

前回も書きましたが、私は36歳になるまで『ランボー』未鑑賞でして、勝手なイメージとしてランボーは体一貫でヤリまくる殺戮マシーン人間像を抱いていたんですね。
でも1作目を見たときに思ったのは、期待外れと言わんばかりに人が死なないではないですか。
おいおい、これが世に名高いランボーのお姿ですか、と思ってたんですがね、2作目の『ランボー/怒りの脱出』でやってくれましたよ。

怒りに任せて敵国に銃を撃ちまくるランボー。
怒りに任せて上官にナイフを突き立てるランボー。
怒りのままにロケランをブチ放すランボー。

ブチ切れたらヤバい奴の称号をこれでもかとかっさらっていきます(それでも思ったよりは人死なないんですけどね。『映画秘宝』2020年8月版によるとキルカウント5人だそうです。)

国の命令を無視した勝手な行動、『映画秘宝』では「自粛警察」と例えられてますがまさしくその通りで、独りよがり感が否めないランボーの行動は明らかにやりすぎであり、最低映画賞であるラジー賞を受賞してしまうのも納得です。

1作目がベトナム戦争でのトラウマを抱えた男の深い悲しみで幕を閉じたからこそ、アクションに振り切った2作目で付いていけねーわとなるのも致し方ない。

私もちょっと冷めた部分もありました。
でもね、初めて登場した相棒である麗しのコー・バオの存在が本作の魅力をぐんと上げてるんですよ。

浅黒い健康的な肌にクリクリとした瞳、癖の残ったナチュラルな黒髪。
我々同じアジア人から見ても、イカついシルベスター・スタローンと並んでも見劣りしない存在感。

個人的に前作『ランボー』での良かった点として、無駄にロマンスに走らないっていうところがポイントだったんですがね、冷徹に見えたランボーがコーの前で表情を綻ばすのを見て、愛も悪くないわねって私思いました。

人間らしさを垣間見せつつ、だからこそ殺戮マシーンへと化してしまう残酷な運命・・・。
『ランボー/怒りの脱出』は1作目とは違ったランボーの魅力が詰まっております。

CGに頼らない生々しい派手なアクションも見ものです。ぜひ。

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