映画『ランボー』レビューとイラスト

スポンサーリンク

映画『ランボー』感想

90点

こんちゃ!アサミヤです。

とってもとっても今更なんですがね、先日生まれて初めて『ランボー』を観ました。
ランボーっていう響きって、生まれた時からの刷り込みなんじゃないかと思うほど、頭の中の辞書に当たり前にあるじゃないですか。
なんとなく無双状態に強くて、頭にハチマキ巻いてて、まっくろくろすけなスタローンが森の中走り回ってるイメージがあったんですが、実際に観たらイメージ通りでちょっと嬉しかったのです。

ストーリーもシンプルながら時代を反映してて、アクションもCGに慣れた現代だからこそ息を飲む臨場感で素晴らしかったしで、今でも見劣りしない出来栄えで大好きになりましたよ。

 

軽いあらすじを書きますと、時代は1981年、ベトナム戦争終戦後。
ベトナム帰還兵であるジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)がただ小汚い格好で街を歩いているだけで保安官に捕まり、虐待じみた行為を受けたことから街全体を巻き込んだ大騒動へと発展していく、というシンプルなお話。

見所はやっぱりランボー無双状態の警官やっつけシーンですよね。
もんのすごい圧で水をかけられたり、ノーソープで髭をそらされそうになったりと警官の好き放題にされていたランボーが突然暴れ出し、素手でフルボッコにするシーンは爽快だし、山に追い込んだと思わせて実は用意周到に仕掛けられていた罠に次々ハマる警官に「ざまーみろ」と思わずにはいられない。

とにかくただの戦争帰りでここまで強いかと疑うレベルなんですが、ランボーの元上官であったトラウトマン大佐の登場によると、「自分の最高の作品」らしく、ベトナム戦争でかなりランボーを鍛えあげた様子。
詳しくはわからんけど、ランボー一人で警官全員皆殺しにできちゃうくらいの無双みたいよ。

そんな最強人間ランボーだけれども、ベトナム戦争での相当なトラウマを引きずっているという点が深みを出していて、冷静沈着に警官たちを罠にかけていく様からのラスト、トラウマ爆発シーンは強烈に胸に突き刺さりましたよ。

そして個人的に『ランボー』で面白いと思ったのは、ランボーと敵となる警察官の目線の描き方。
普通アクションものやスリラーものなどは主人公が敵から逃げ惑う「主人公目線」のものが多いと思うんですが、『ランボー』は逆にランボーから逃げ惑う警察官目線をメインに描かれるシーンが多く、まるでランボーがプレデターやフレディみたいなモンスター的に描かれているのが面白いなと思いまして。

次はどんな罠を仕掛けてくるんだい!?と、ランボーの次の手を見たくてうずうずするような、ちょっと怖くなるような、ドキドキワクワクが止まらない、まるで恋のようなこの気持ち。

あぁ、私完全にランボーにオチました。

 

私のように、今更すぎて『ランボー』を手にとれないあなた、もったいないよその人生。
無敵で一見冷徹な、それでいて胸の内に傷をたくさん抱えた繊細なかっこいい男を見ずに過ごすなんて。

今すぐランボーを観よ、そして恋せよ、乙女。

コメント

タイトルとURLをコピーしました