花飾りのアダム・ドライバーを拝める映画『65/シックスティ・ファイブ』(2023)レビューとイラスト

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概要・あらすじ・キャスト

概要

65/シックスティ・ファイブ』(原題:65)は、2023年公開のアメリカ合衆国のSFスリラー映画。

スコット・ベック(英語版)とブライアン・ウッズ(英語版)が脚本・監督を担当し、アダム・ドライバー、アリアナ・グリーンブラット、クロエ・コールマンが出演する。

コロンビア・ピクチャーズやブロン・スタジオズ(英語版)、ライミ・プロダクションズ、ベック/ウッズによる共同製作作品。(Wikipediaより)

あらすじ

6500万年前の惑星ソマリス。ミルズは妻のアリアに、娘のネヴァインの治療費のために2年間の宇宙探査へ向かうことを告げる。しかしソマリスに戻る途中、船は白亜紀の頃の地球に衝突してしまう。(Wikipediaより)

キャスト

監督:スコット・ベック
   ブライアン・ウッズ

主演:アダム・ドライバー
   アリアナ・グリーンブラッド
   クロエ・コールマン

感想

『クワイエット・プレイス』脚本家×製作サム・ライミ×主演アダム・ドライバーのSF映画・・・だと!?

こんなに心をくすぐるものはないやないか!と情報解禁時に思ったのだが、予告を観て嫌な予感はした。

なんとなくチープだぞ、と。

まぁ、SFはCGのクオリティよりもガジェットや設定のアイデア一発なところもあるし、アダム・ドライバーだし、U-NEXTのポイントも貯まってるから新作で観てやるか、と鑑賞したのが昨日のこと。

うん、予想を裏切らない「後に何も残らない」作品だった。

アクションものなら後に残らなくとも、日々のストレスも一緒に吹き飛ばしてくれるから良いものの、SFで全く余韻がないってのはいかがなもんかしら。

6500万年前の惑星ソラリスからやってきた「宇宙人」のアダム・ドライバーが、まだ恐竜が闊歩する地球に不時着するという設定はおもしろい。

SFでありながら我々地球人に馴染み深い景色が広がり、そこで独特の(と言いつつも既視感のある)ガジェットが登場するギャップは新しいかもしれない。

でもね、アダム・ドライバーと共に生存した少女は言語が違うために意思疎通ができないんだけれども、所々無理やり雰囲気で絆を強めるシーンが多くて、なぜ彼らは今和解したのか?と疑問に思うこともしばしば。

そして一番の見せ所であるはずの恐竜との戦闘シーンがイマイチ効いていない。

そもそも登場する恐竜の少なさよ!警戒して森の中を進むぞ、と言いながら距離を縮めるためにはしゃぐ彼らばかりがフォーカスされて、「こちとら人間ドラマ観たいんやないんや!恐竜出せやこら!」とちょっとイライラしたりしてね。

なんて批判してますが、花を頭に挿したアダム・ドライバーが拝めるので、それだけでも満足ではある。

真剣な顔とのギャップがイイね👍

そういえば先日4歳の息子と『映画ドラえもん のび太の新恐竜』を観たところだったからたまにそれがチラチラと頭に浮かんだけども、正直そちらの方が壮大な話だったな。

ということで、SFを見慣れた人には目新しさはないけどもアダム・ドライバー好きな人にはとってもおすすめです。

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タイトルからして馬鹿にしてるだろう?でもこれ、おもしろいんだぜ。

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