死者との電話で命を救えるか。映画『ドント・レット・ゴー-過去からの叫び-』レビューとイラスト

スポンサーリンク

概要・あらすじ・キャスト

概要

死んだはずの姪から掛かる電話で過去と繋がりながら、殺人事件を未然に阻止するべく奔走する刑事を描いたSFスリラー。
「グローリー 明日への行進」のデビッド・オイェロウォが主演を務め、「透明人間」のストーム・リード、「スパイダーマン2」のアルフレッド・モリーナが共演。「ゲット・アウト」などのヒットメーカー、ジェイソン・ブラムが製作を手がけ、「ザ・リング リバース」の脚本家ジェイコブ・アーロン・エステスが監督・脚本を担当。

あらすじ

弟家族が惨殺され悲しみに暮れる刑事ジャックのもとに、殺されたはずの姪アシュリーから電話が掛かってくる。それからも度々アシュリーからの電話を受けるうちに、ジャックは2週間前の世界にいる彼女と通話していることに気づく。信じられない事態に混乱しながらも、アシュリーの命を救う手段を探すジャックだったが……。(Wikipediaより)

キャスト

監督:ジェイコブ・アーロン・エステス

出演:デビッド・オイェロウォ
   ストーム・リード
   ミケルティ・ウィリアムソン

感想

弟と姪を殺された警察のジャックが悲しみに暮れる中、死んだはずの姪から電話がかかってくる。
彼女との電話を繰り返しながら、ジャックは“過去”に生きる彼女を救おうと奔走する。

『パラノーマル・アクティビティ』シリーズや『ゲット・アウト』など数々の作品の製作を手掛けたブラムハウスリリースのSFサスペンス。

死者と交わりながら過去を改変していく物語は『オーロラの彼方へ』や『LOOPER/ルーパー』など数々あるけれど、今作はSF要素よりもサスペンス要素に振り切った潔い作品。

なぜ死んだはずの姪のアシュリーと電話で繋がるのか、ラストに起こるであろうタイムパラドックスはどう処理するのか・・・

タイムループやタイムトラベルものでは少なからず描かれる要素を一切排除して、アシュリーを救うためにどうすべきかを時間をかけて描いている。

正直中弛みもあるし展開も読めてしまうのだけれど、叔父と姪という2人の親密な関係性や双方のキャラクターが魅了的で、ドラマとしては見応えあり。

特にアシュリー役のストーム・リードはドラマ『The Last Of Us』のライリー役も印象的で、今後の活躍期待大。

意外にめっちゃスタイルも良くて、ロングドレッドヘアも素敵なの。

一見時系列がよくわからなくなって難しそうだけど、大筋はとてもシンプルで頭をあまり使いたくないけどサスペンスが観たい!ってときにも頭脳カロリー消費少なめでおすすめ。ぜひ。

こちらもおすすめ

めっちゃB級だし矛盾だらけなんだけど、力技でなんとなく最後納得してしまうループもの。

アサミヤカオリ

イラストレーター/造形作家/映画コラムニスト/漫画家

1983年生まれ。大阪出身。
2018年より徳島に拠点に移して活動中。

AWAP『映画コラム』/ BRUTUS『赤恥研究所』連載中
B級映画/ラジオ/観葉植物好き。最近は22時就寝5時起きで制作がんばってます。メキシコ行きたい。

アサミヤカオリをフォローする
2019年公開ドラマSF
スポンサーリンク
アサミヤカオリをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました