– あくまでも青春モノなのよ-映画『クリミナル・タウン』レビューとイラスト(ネタバレなし)

スポンサーリンク

概要・あらすじ・キャスト

概要

クリミナル・タウンNovember Criminals)は、2017年のアメリカ合衆国の青春サスペンス映画。 監督はサーシャ・ガヴァシ、出演はアンセル・エルゴートとクロエ・グレース・モレッツなど。
ティーンエイジャーを主役に描いたノワール小説として高い評価を受けたサム・マンソンの同名小説(英語版)を映画化。(Wikipediaより)

あらすじ

ワシントンD.C.に暮らす冴えない男子高校生アディソンは、親友のケヴィンが銃殺されたという知らせを受けるが、「不良の黒人少年が麻薬をめぐるギャング同士の抗争に巻き込まれただけ」と、事件の捜査は早々に打ち切られてしまう。優等生のケヴィンが麻薬にかかわっていたはずがないと考えるアディソンは、幼なじみのフィービーとともに、ケヴィンの名誉回復のためにも真相を解明しようと独自に調査を開始するのだが……。

キャスト

監督:サーシャ・ガバシ

主演:アンセル・エルゴート
   クロエ・グレース・モレッツ
   デビッド・ストラザーン

感想

アンセル・エルゴートとクロエ・グレース・モレッツ主演の青春クライムムービー。

ワシントンで暮らすアディソンと幼馴染のフィービーは初めて体を重ねた日、友人であるケヴィンが殺されたことを知る。

真面目に見えたケヴィンだったが、麻薬を巡るギャングの抗争に巻き込まれたとして警察は捜索を打ち切ってしまう。

それに疑問を持ったアディソンは一人で真相を突き詰めようとするが、母親を亡くしたばかりの彼は徐々に暴走し始める。

このあらすじを見るとサスペンスとして際立った話かと思いだけど、正直内容はチープ。

誰が犯人なのか、なぜケヴィンが殺されたかは予想の範囲を超えないし、

意外性は正直ない。

ただ、青春モノとしては個人的にパーフェクト!(あくまでも個人的に)

紹介文で「恋人未満の幼馴染」の二人ってあったから、お互い気持ちがありながらも一歩踏み出せない初々しさに溢れているのかなと思いきや、初っ端からヴァージン卒業のためだけにセ⚪︎クスするっていう、ね。

さすがアメリカー、ふぅ~🎵って思ったりしてね。

でも、「俺どうだった?」「よかった?」って聞き合う二人がいつまでも初々しくて可愛くて、何度体を重ねても楽しそうな二人に心が浄化された(合掌🙏)。

突然殺されたケヴィンに急逝した母親を重ね合わせるアディソン。

母に何もできなかったことを悔やんでケヴィンの死の真相を暴こうとするんだけど、

その思いにどんどんがんじがらめになる彼の姿がもう痛々しくてね。

そんな母の死から立ち直れない彼の通過儀礼として事件は存在していて、

真相を暴くと同時に母の死もギクシャクした関係だった父親の存在も受け入れ大人になる。

今作はあくまでも青春モノなのだと思って観てほしいのだ。

苦悩するアディソン役のアンセルも、彼と微妙な距離感を保つフィービー役のクロエちゃんも若々しい魅力に溢れてて、若いエキスいただきました(死語)。

もっと二人の関係性や事件を深掘りして欲しかったなぁという欲はありつつも、若さゆえの暴走や欲求に素直な姿はよく描かれていた、と思う。

ティーン向けの雰囲気はあるけれど、落ち着いた大人にこそ観てほしいな。

こちらもおすすめ

クロエちゃんとアンセルがこちらでも共演したました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました