映画『アップグレード』概要・あらすじ
概要
「パラノーマル・アクティビティ」のジェイソン・ブラムが製作、「インシディアス」シリーズで脚本や監督を務めたリー・ワネルがメガホンを取ったSFアクション。主人公グレイ役を「プロメテウス」「スパイダーマン ホームカミング」のローガン・マーシャル=グリーンが演じる。(映画.comより)
あらすじ
近未来、妻と平和な日々を送っていたグレイは、突如現れた謎の組織によって妻を殺され、自身も全身麻痺となってしまうが、巨大企業の科学者によって実験的に埋め込まれたAIチップ「STEM」の力によって麻痺を克服し、人間を超越した身体能力を手に入れる。グレイは脳内で会話する相棒的存在である「STEM」と協力し、最愛の妻を殺害した謎の組織への復讐を誓う。(映画.comより)
映画『アップグレード』感想
自動車事故により愛する妻を失い、身体の自由も失った男はSTEMと呼ばれるAIチップを身体に埋め込み再び身体が動くようになる。
そして彼は復讐の鬼と化すが・・・。
SF好きとしてはよだれものの設定であり、Twitterで日々流れてくる映画好きな方々のレビューの中でも評価が高かった作品がこの『アップグレード』。
もしもこれがトム・クルーズ主演のA級作品ともならば130分超えは確実な内容なのに、95分とコンパクトなのもありがたいし、コンパクトでありながらアクションや設定が盛り盛りで飽きずに観れましたよ。
まぁどこかで観たことあるような話の展開だったりはありますが、アクションシーンの中に不意に放り込まれるグロいシーンが刺激的で高評価。
特に「あごカパーン」なシーンは、こちらもお口あんぐりでした。
さすが『ソウ』シリーズの脚本を手がけてきたリー・ワネル監督だけあるわ。
一番の見所はAIであるSTEMに身を任せたアクションシーンで、生身の人間なら不可能な激しい動きが見れるんですが、あまりにも激しすぎてたまたまそのシーンだけ見た旦那が「なんのコメディ観てるん!?」って言ったほど。
それだけまぁ普通の動きじゃないってことです。
カメラワークもグルングルン回るし、いかにも機械に操られているという様が見事に描かれているので要注目です。
乗っ取り系SFといえば『エクスマキナ』『アナイアレイション 全域消滅』などありますが、大体は後味が悪いような・・・。
今作はどう転ぶのか?
個人的には何となく予想はしてたんですが、その一枚上を行かれてさすが『ソウ』シリーズの脚本を手がけてきたリー・ワネル監督だけあるわ(2回目)。
『やりすぎ都市伝説』の関暁夫氏の話が大好きな私にとって、こんな未来がいつ来てもおかしくないぜ・・・うっしっし。なんて思える今作。
いや、来て欲しくなはいけどね。
ちょっと痛々しいシーンは要注意だけど、コンパクトな仕上がりでお時間取らせませんので、SF好きな方はぜひご覧くださいませ。
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