<監督>ドゥニ・ヴィルヌーヴ
<出演>ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス
ジャレッド・レト
『ブレードランナー2049』概要・あらすじ
概要
『ブレードランナー 2049』(ブレードランナー ニー・ゼロ・ヨン・キュウ[5]、原題:Blade Runner 2049)は、2017年制作のアメリカ合衆国のSF映画。ライアン・ゴズリング主演、監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ。
1982年制作の映画『ブレードランナー』の続編であり、前作の主演ハリソン・フォードが引き続きリック・デッカード役で出演し、前作の監督リドリー・スコットは製作総指揮を務めた。
第90回アカデミー賞では5部門にノミネートされ、2部門を受賞した。(wikipediaより)
あらすじ
2022年にアメリカ西海岸で大規模な停電が起きたのをきっかけに世界は食物供給が混乱するなど危機的状況を迎える。2025年、科学者ウォレス(ジャレッド・レトー)が遺伝子組み換え食品を開発し、人類の危機を救う。そして、元捜査官デッカード(ハリソン・フォード)が突然行方をくらませて以来30年の月日が流れた2049年には、レプリカント(人造人間)の寿命に制限がなくなっていた。(Yahoo!映画より)
『ブレードランナー2049』感想
こんちゃ!アサミヤです。
公開初日に観てきましたよ!『ブレードランナー2049』。
前回『ブレードランナー』のレビュー書きましたが、心の底から前作観ておいて良かった!と思いましたよ。
正直前作を観ておかないと感動は得られないのかなーと思うので、ぜひまだ未見の方はまず私のレビューを読みつつコチラでチェックやで!↓↓
では、新作『ブレードランナー2049』の面白ポイントをご紹介!
ネタバレもあるので注意してね!
『ブレードランナー2049』面白ポイント
1.前作のオマージュに溢れてる
オープニングの瞳のアップや空飛ぶ車がクルクルと旋回して建物に入っていくシーンなど、前作を彷彿させるシーンが沢山。
特に私が一番ニヤニヤしたのは、序盤でブレードランナーであるKが旧式レプリカントと闘うシーン。
壁際での攻防で、揺れる壁が執拗に映し出される。
前作でバッティが壁を突き破って顔を出す印象的なシーンを彷彿させて、監督もこのシーンがお気に入りだったのかと思ってニヤニヤしてしまったよ。
みなさんも「あっ!このシーン前作のオマージュだ!」って見つけてみると面白いよ!
2.現代だから描ける未来
前作の『ブレードランナー』が公開された当時は、それまでの未来像を覆す衝撃があったそうな。
それまでの未来のイメージと言えば、キラキラした無機質なイメージ。
それを有機的な古めかしいアナログの世界とそれまであった無機質な世界観を同居させたことが衝撃的だったようです。
今回も前作通り、貧困層が暮らす世界は雑多なアジア(東京)がモデルですが、
一番その街で面白いと思ったのは巨大な自販機。
壁全体がタッチパネルになっていて、そのボタンを押せば品物が下の口から出てくるっていうまんま自販機。
自販機が世界に広まれば、いつかこうなるんじゃないか?と想像すると面白い。
そして新たな未来像として驚いたのは、実体のないAIと実体を持つAI(レプリカント)がシンクロしてKと交わること。
映画『her』でも声しか持たないAIとの恋愛が描かれていたけど、それがさらに進化するとこうなるのかと、誰も想像してなかったアンドロイドとの恋愛が描かれているのです。
美しくもゾッとするシーンでした。
3.美女勢揃い!
前作『ブレードランナー』のヒロインであるレイチェルも絶世の美女でしたが、今回も新たなるヒロインがとっても美しい。
実体を持たないAIとしてKの側に付き添うジョイを演じたのがアナ・デ・アルマス。
キューバの女優さんなのですが、目鼻立ちがこれでもか!と言うほどはっきりしていて、とってもキュート。
これからドンドン人気出てくるでしょうねー。
そしてKを追うレプリカントのラヴや、同じくレプリカントでKの前に現れる娼婦のマリエット。
それぞれを演じた シルヴィア・フークスとマッケンジー・デイヴィスも独特の顔つきで美しい。
目の保養になりますなー。
そんな美女の方々に共通している点が一つ。
アゴ割れ!
日本では中々お目にかかれないアゴ割れですが、強さの象徴として憧れる。
ずっと前に観た「みうらじゅんとバナナマンの絶対に出る授業」でスティーブン・セガールが取り上げられた時、彼がアゴが割れてるイメージなのに実は割れてないんだっていう、どうでも良い話を思い出しましたよ。
それだけ強い人はアゴ割れてるイメージだってことです。
アゴ割れ美女、これから流行るかも。
4.お◯ぱいも出てくるよ!
これもどうでも良いけど、前作の『ブレードランナー』も新作の『ブレードランナー2049』もお◯ぱいが普通に出てくる。
だけどエロくない。
退廃的な近未来世界を意味するサイバーパンクにはエロスが不可部であり、ケロッとお◯ぱいが顔を出すことは不思議ではない。
肝心のラブシーンでは全く裸は出ないのに、街並みに溶け込むようにエロスが蔓延っているってとこがまた近未来。
一応お◯ぱい映画として(勝手に)認定。
5.レイチェルが!レイチェルが!!!(若干ネタバレ)
前作『ブレードランナー』でハリソン・フォード演じるデッカードと恋仲になる絶世の美女、レイチェル。
彼女を一度見たら心に住み着くぐらい魅力に溢れてる。
なんとその彼女がそのままの姿で出てくるのです!
ハリソン・フォードも新作では出てきますが、お年をとった姿。
でもレイチェルは公開当時の若かれし姿のまんまなので、とてつもなく感動しましたよ!
もちろん別の女優さんをベースにCGで作られたものですが、『ローグワン』のレイア姫同様、当時の記憶が蘇るようで胸が熱くなるよね。(すみません、『ブレードランナー』も『スターウォーズ』も最近観た口です)。
6.博士の涙の意味(超ネタバレ)
こちら超ネタバレですので未見の方はご注意を。
レプリカントの記憶を作るプロ、アナ博士が中盤に出てくるのですが、彼女はKの幼い頃の記憶を見て涙を流す。
レプリカントであるKの記憶はアナ博士が作ったものではなく、実際に起きた記憶だと判明するシーン。
それはKがレイチェルとデッカードの息子であることを意味していました。
彼女がなぜ涙を流したのか、このときにはわかりませんでした。
でも・・・・
実はその記憶の持ち主はアナ博士のものであり、彼女こそがレイチェルとデッカードの子供だったのです。
Kは自身が”奇跡の子”だと思い込んでいたのが、実はただの”魂を持たぬレプリカント”であると知り、悲劇で終わる今作。
降り積もる雪が世界を悲しい色に染めて、それが涙を誘います。
切ない気持ちでエンドロールを見ながらも、やはりアナ博士の涙は何を意味するのだろうと考えていました。
彼女は自身がレプリカントから産まれたとは知らなかったはずです。
そこに突然自分の幼き頃の記憶を持つものが現れた。
それはつまり、自分自身もレプリカントである可能性がある?そう考えたのではないでしょうか。
それとも全てを知っていたのか・・・。
『ブレードランナー』は多くを語らない故、答えはわかりません。
私が最初に考えたのは、彼女はレプリカントであり、自身が人間ではないと知ることで絶望に陥る・・・それはまるで前作『ブレードランナー』のレイチェル、つまり彼女の母親と同じ立場だなと思ったんですが・・・。
果たしてレプリカントから産まれた子供は人間なのか?レプリカントなのか?
そこも疑問のまま残されています。
元をたどれば、なぜレプリカントが子供を産めるのか?そこすら説明はありません。
前作『ブレードランナー』も謎が残されたままですが、新作でも謎が多く、それがまた何度も見返したくなる魅力の一つになっています。
総評:新しい未来像には素直に鳥肌が立ちました。
前作も斬新な未来が描かれていましたが、1980年代当時では考えられなかったであろう新しい未来像、実体のないAIと実体あるAIの描かれ方には感動!
マイナス点を挙げるとすれば、私が好きなジャレッド・レトの出演が思ったより少なかったこと。
新しいレプリカントを生み出す重要な役なのですが、もっと驚異的な存在として描いて欲しかったなぁ。
ブレードランナーファンもそうでない方も、観るなら劇場で観てほしい!
大きなスクリーンで観る”ニュートーキョー”な世界観と爆音で聴くハンス・ジマー(ダンケルクでも素晴らしい音楽を製作していました!)の音楽に身震いするはず!
ただし、2時間40分という長丁場なのでトイレには気をつけてね!
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私も好きで何度も観たわ〜。草薙素子の格好もエロスだよね。
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