ムロツヨシに救われる。映画『ヒメアノ〜ル』(2016)レビューとイラスト

スポンサーリンク

概要・あらすじ・キャスト

概要

2016年5月28日に公開された、漫画を原作にした同名タイトルの日本の実写映画作品。R15+指定。監督は吉田恵輔、主演はV6の森田剛。森田にとって初めての映画単独主演作品である。

サイコキラーの森田正一 役に森田剛、同級生の岡田進 役に濱田岳、森田にストーキングされるヒロインを佐津川愛美が演じる。(Wikipediaより)

あらすじ

清掃会社のパートタイマーとして働く岡田進は、何も起こらない日々に焦りを感じていた。同僚の安藤勇次は自分の恋を岡田に手助けさせるため、阿部ユカの働くカフェへ岡田を連れていく。そこで岡田は高校の同級生だった森田正一と再会する。

気の進まぬまま安藤の恋路を助ける岡田だったが、ユカとの会話で、森田がユカのストーカーをしているらしいこと、そしてユカが岡田に一目惚れしていたことを知る。(Wikipediaより)

キャスト

監督:吉田恵輔

出演:森田剛
   濱田岳
   佐津川愛美

感想

友達にすすめられて観た一昨。

自分の人生にふと殺人鬼が介入しはじめたら。

何もない日常が彼女ができたことで輝き始め、その陰で知らぬうちに闇が広がっていく恐怖。

森田剛演じる殺人鬼の快演が素晴らしくて、荒れた肌質やこけた頬、演技とは違う細かなところからも役に入りきっているのが伝わってきた。

ムロツヨシ演じる安藤もいい。

前半パートでは人の心が読めないサイコパスに見えていたけど、森田剛演じる殺人鬼の本性が見え始めると途端に安藤がいかに人間味ある存在かが浮き上がってくる。

殺人鬼の闇がすごくて飲み込まれそうになるのを、安藤という光が刺すことで救われた。

森田剛のすごさが際立つ作品なんだけども、個人的にはムロツヨシの作品と断言したい。

彼がいなかったら観てられなかった。

同じ漫画原作である『アイ・アム・ア・ヒーロー』しかり、ゴア描写もしっかりしているから、前半パートの濱田岳とムロツヨシのほのぼのとしたやりとりに安心してはいけないよ。

結構数日引きづりそうなほどの闇が広がっているからね。

今作をすすめてくれた友達、ありがとう。素晴らしい作品だった。

こちらもおすすめ

殺人鬼を描いた衝撃作。

コメント

タイトルとURLをコピーしました