映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」概要・あらすじ
概要
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(ーごくあくとう、しゅうけつ、原題: The Suicide Squad)は、DCコミックスのチーム「スーサイド・スクワッド」をベースにした2021年のアメリカのスーパーヒーロー映画。ジェームズ・ガンが監督・脚本を務め、マーゴット・ロビー、イドリス・エルバ、ジョン・シナ、ジョエル・キナマン、ヴィオラ・デイヴィスなどが出演する。「DCエクステンデッド・ユニバース」(DCEU)の10作品目の作品。(Wikipediaより)
あらすじ
政府職員のアマンダ・ウォラーは、減刑と引き換えに「スターフィッシュ計画」として知られる秘密の実験を行っているナチス時代の研究所ヨトゥンヘイムを破壊する任務をリック・フラッグ大佐と ロバート・デュボア / ブラッドスポートがそれぞれ率いるベルレーブ刑務所の受刑者たちで構成された2つのタスクフォースXチームに与える。2つの部隊は南米の島国コルト・マルテーゼに送られるが、フラッグのチームのメンバーであるブラックガードが自らのチームの情報をマルテーゼの軍に流しており、上陸早々軍隊の待ち伏せにあってしまう。フラッグのチームは裏切ったブラックガード含め、ウィーゼル、モンガル、TDK、ジャベリン、キャプテンブーメラン、サヴァントと殆どの隊員が死亡し、ハーレイ・クインとフラッグはそれぞれ別に捕縛されてしまう。フラッグのチームに攻撃が集中している間に攻撃を受けることなく上陸を果たしたブラッドスポートのチーム、ラットキャッチャー2、ピースメイカー、ポルカドットマン、キングシャークは反政府組織に保護されていたフラッグと合流を果たし、反政府組織のメンバーであるソル・ソリア達の協力を得てスターフィッシュ計画の指揮を執っているシンカーの拉致とハーレイの奪還を行うべく、コルト・マルテーゼの街に侵入する。(Wikipediaより)
映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」感想
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『アベンジャーズ・エンドゲーム』などでお馴染みのジェームズ・ガン監督。
前作の『スーサイド・スクワッド』(2016)(デヴィッド・エアー監督作品)はテンポもイマイチ、せっかくのキャラクターの魅力も半減で評判は悪かったんですが、最新作はとびきり高評価。
R-15がつくくらいの過激な内容で(実際はR-18でも良いんじゃないかと思うくらいの血の嵐)、アクションシーンもキャクターそれぞれの個性的な能力が活かされているし、笑えるシーンとシリアスなシーンの緩急で全く飽きない!
さすがジェームズ・ガン、とお手上げな傑作でした。
個人的にお気に入りのキャラはサメ人間のキング・シャーク。
すぐに人肉食べちゃうから友達が一人もいないという、まるで『シザー・ハンズ』のような悲しみに満ちたキャラクター。
でもコミュニケーションとるために本を読んだりプラスチック爆弾を仲間に似せて作ったりと愛嬌もばっちり。
もうこれはサメ映画と言っても良いのではないかと思うくらいの存在感でしたね。
なんてったって声はシルベスター・スタローンですよ。
たまにしか発言しないからこそ、スタローンのしわがれたオジ声がぐっと響くんですよね。
そして監督もお気に入りという水玉人間のポルカドットマン。
彼も影のある一歩引いた存在ながら、周りの人間がみんなマッドサイエンティストのママに見えるというイカれキャラ。
演じたアブナー・クリルの存在感も相まって、強烈に印象に残ったキャラでした。
たくさんの極悪ヒーローが出てくるから、ぜひお気に入りキャラを見つけて欲しい。
下品なほどのコメディ演出で、映画館で声を出して笑ったの久しぶりでしたね。
全体的にコメディ要素が強い分、ラストのメッセージ性あふれる演出もちょっと笑ってしまいました。
現代の世界情勢にも通ずるような、大きなものに立ち向かう市民たちのパワーみたいなものを盛り込んでいたのですが、わざとらしいくらいの演出が逆に押し付けがましくなくて良い。
観客を泣かせるためではなく、ただの作品の一部としてメッセージが組み込まれてる感じがちょうど良いんです。
直前に見た邦画の予告で「あなたは最後、きっと涙する」みたいな文言にうんざりしてたもんでね。
泣こうが泣くまいがこっちの勝手や!って思ってしまう、そんな私です。
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●同じくジェームズ・ガン監督が好き勝手やっちゃってるヒーロー作品。
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