映画『ザ・スイッチ』レビューとイラスト

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映画『ザ・スイッチ』概要・あらすじ

概要

ザ・スイッチ』(原題:Freaky)は、2020年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画である。監督はクリストファー・B・ランドン、主演はヴィンス・ヴォーンとキャスリン・ニュートン。アメリカほか数カ国で、2020年11月13日の金曜日に劇場で公開された[3]

あらすじ

バーニー・ギャリスは凶暴な殺人鬼であり、「ブリスフィールド・ブッチャー」の通り名で恐れられていた。そんなある日、バーニーが女子高校生(ミリー)を襲撃したところ、凶器に秘められていた魔力が突然解放され、2人の中身が入れ替わってしまった。ミリーは自分が50代の男性の肉体、しかも、指名手配中の殺人鬼の肉体と入れ替わったのを知り慌てふためいたが、バーニーの方は「これで警察に追われることなく殺しができる。こいつのクラスメートで死体の山を築いてやる」と大喜びしていた。

しばらくして、ミリーはバーニーから肉体を取り戻すべく友人(ナイラとジョシュ)の協力を取り付けたが、彼女に残された時間は24時間も残されてはいなかった。

映画『ザ・スイッチ』感想

『ハッピー・デス・デイ』が記憶に新しいクリストファー・B・ランドン監督の新作『ザ・スイッチ』を劇場で観てきました。

女子高生と殺人鬼のおじさんの中身が入れ替わるという斬新な設定、
『ハッピー・デス・デイ』で見せた見事なストーリーテリングと魅力的なキャラで一躍映画好きたちを虜にしたクリストファー・B・ランドン監督の新作ともあって期待値はだいぶ高まっていたのですが、
良い意味でB級ホラーの新境地を見せてくれて、帰り道は自転車を漕ぐ足がとっても軽かったです。

キャラクターが本当に魅力的で、主役の女子高生ミリーを演じたキャスリン・ニュートンの垢抜けなさと殺人鬼と入れ替わってからのキレッキレぷりのギャップも素敵だし、
殺人鬼のバーニー役ヴィンス・ヴォーンの巨大な体にミリーが入ってからの乙女走りがかわいすぎて萌えるし、
それ以上に脇を固める友人たちがすごく心に残ってる。

心の底から友人を心配する“言葉警察”のナイラに、
口が悪くてキャンキャンうるさいけどかわいいチワワみたいなジョシュに、
ミリーの見た目があんなことになっても受け入れてくれるナイスガイのブッカー。

キャクターがしっかりとアイデンティティを持っているからこそ、
ありえないような突拍子もない話にもすんなり入っていける、監督の手腕は今作も健在です。

 

そして『13日の金曜日』や『ハロウィン』など、往年のホラームービーへのオマージュが満載ながら、
殺人鬼バーニーのオリジナリティ溢れる殺戮シーンがとっても楽しい(結構グロいけど)。

『ハッピー・バス・デイ』よりもさらにバイオレンスな仕上がりになっている点は、
B級ホラー好きとしては高く評価したい。
その分、R15になっているから観る人選ぶけどね。

過激な内容ながら、根本には家族の絆というテーマがある点は『ハッピー・バス・デイ』とリンクする。
ラストの家族の絆が深まるシーンに心が温まると同時に、ミリーの決め台詞がビリビリきた。

一風変わった入れ替わりもの、ぜひご覧ください。

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