映画『ヒドゥン』レビューとイラスト

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カイル・マクラクマンってかわいいよね

最近ハマっているのがデヴィッド・リンチのドラマ『ツイン・ピークス』。

FBIである主人公を演じるカイル・マクラクランのビシッと決めた髪型にたまに見せるイタズラ顔がたまらなくイケてて、彼の主演作を追って観たのが『ヒドゥン』でした。

(ちなみに彼の出演作である『ショーガール』は昔観たことがあるんだけど、あれは刺激的だったなぁ〜)

『ツイン・ピークス』同様FBIを演じているのだけれど、今作はあどけなさと戸惑い気味の無表情がまたイケてるのだ。

ストーリーはエイリアンに体を乗っ取られた善良な市民が次々悪さをし、それをやり手の刑事とFBIが追うというバディSFもの。

アボリアッツ・ファンタスティック映画祭で受賞したほど評価の高い作品なのだけれど、私はついぞ今まで知らなんだ。

日本では1988年公開の昔の作品だけど、金曜ロードショーとかでバンバン流れてたんだろうなーと推測できるお手軽ムービーではある。

これが昔の作品だからと侮ってはもったいない。

エイリアンが次々体を入れ替え、数時間で気持ちいいほど人が死に、殺人に強盗にやりたい放題。

それを追う刑事とFBIのギクシャクした関係性も少しずつ変化していきながら、謎めいたFBIの正体が見えてくる中盤以降の緊張感。

スピーディーな展開で決して観る者を飽きさせない脚本は本当に素晴らしい!

ロックとスポーツカー好きなエイリアンがいたっていいじゃない

今作の見どころの一つはエイリアンの趣味だ。

真っ赤なフェラーリやオープンカーの類が大好きで、さらにレコード屋でテープとレコーダーを盗んでレストランでガンガンにロックを垂れ流し。

実際に店にこんな奴がいたら絶対関わりたくないヤバさなのだが、これを異星から来たエイリアンがやってると思うとなんだか愛おしくなる。

なぜか地球のリッチで派手なものが好きなこのエイリアン。

バブリーな時代にやってきてよかったね。

もう一つ、彼は金髪ビッチがお好きなようで、ナンパが失敗したと思ったらなんとストリッパーの体を乗っ取って自らがビッチになるという荒業。

よくファン心理で対象が好きすぎて自らを同化させてしまう的なことってあるけど、それを体現したような行為に思わず笑ってしまった。

人間の口から口に移動するその姿はまるで巨大なナメクジのようでめっちゃ気持ち悪さ全開なんだけど、現代人の欲望を一心に引き受けててちょっとかわいそうにも思えてくる。

最後に彼が満たそうとした欲望は・・・・もし実現してたらえらいこっちゃですわ。

バディものとして楽しめるB級SF

出てくるキャラクターが皆個性的だし脚本も秀逸。

80年代の派手なアクションも見ものだし、CGではない車大炎上なんか今観ると逆に新鮮にすら思える。

そして主人公2人の凸凹コンビの行く末は涙なしでは見れまい。

衝撃の結末がより今作をカルト化させているし好き嫌いは別れると思うけど、ぜひ鑑賞してみてほしい。

アサミヤカオリ

イラストレーター/造形作家/映画コラムニスト/漫画家

1983年生まれ。大阪出身。
2018年より徳島に拠点に移して活動中。

AWAP『映画コラム』/ BRUTUS『赤恥研究所』連載中
B級映画/ラジオ/観葉植物好き。最近は22時就寝5時起きで制作がんばってます。メキシコ行きたい。

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