映画『ハイテンション』(2003)レビューとイラスト

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キャスト・あらすじ

キャスト

監督:アレクサンドル・アジャ

出演:セシル・ドゥ・フランスメイウェンフィリップ・ナオン

あらすじ

親友アレックスの実家で週末を過ごすことになった女子大生マリー。ところがその夜、突然訪ねてきた謎の男がアレックスの両親と弟を惨殺、さらにトラックでアレックスを連れ去ろうとする。マリーはなんとか彼女を救おうとするのだが……。(映画.comより)

感想

フランス産スプラッターホラー。

世間では「4大フランスホラーの一つ」と評されている様ですが、決してその言葉は大袈裟ではないなと実際に鑑賞して納得。

過激なゴア表現にジトっとした空気感、恐怖を煽る間やカメラワーク・・・ハリウッドホラーとは違うアプローチがちょっと和製ホラーっぽいんだけど、
突然出現するヌードシーンなどはやはりフレンチっぽい。

この作品の評価が別れる点はラストのどんでん返しにあると思うのですが、
個人的には整合性のないその展開も受け入れてしまえるほどに主人公でありヒロインであるマリーの狂気っぷりが素晴らしい。

ツッコミどころは確かにある。

けど、それ以上にまさしくタイトル通り「ハイテンション」で乗り切った作風は一見の価値あり。

ホラー作品は美しい女性の恐怖に強張り大きく見開いた瞳を観るためにあると再確認させてくれた作品でもあります。ぜひ。

アサミヤカオリ

イラストレーター/造形作家/映画コラムニスト/漫画家

1983年生まれ。大阪出身。
2018年より徳島に拠点に移して活動中。

AWAP『映画コラム』/ BRUTUS『赤恥研究所』連載中
B級映画/ラジオ/観葉植物好き。最近は22時就寝5時起きで制作がんばってます。メキシコ行きたい。

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