映画『ケルベロス 紅の狼』レビューとイラスト

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映画『ケルベロス 紅の狼』概要・あらすじ

概要

大人気コミックを映画化!!復讐に燃えるダークヒーローが巨大な悪を容赦なく打ちのめす、痛快クライム・アクション!!!(CURIOUSCOPEより)

あらすじ

横領や賄賂が蔓延するブラジル政界。国民の怒りは頂点に達し、大統領選を目前に国内は荒れていた。国家特殊武装班に所属するミゲルは、コレア州知事による公的医療費の横領を暴くため、綿密な準備を経て公邸の家宅捜索に踏み切るも、証拠を得ることが出来ずに知事は釈放される。
直後、ミゲルの幼い娘アリスが何者かに狙撃され、運ばれた病院でも治療を拒否された結果彼女は命を落とす。すべてがコレアの仕業だと知ったミゲルは公邸前で行われていた大規模デモに紛れ、覆面を被りコレアに復讐を果たすのだった。
翌日、デモ参加者として逮捕された凄腕ハッカー・ニナは取調室でミゲルに前日の彼の様子を撮影したと伝える。目論み通り釈放されたニナだったが、ミゲルは彼女に近づき協力を要請する。ミゲルの目的はただひとつ。国に蔓延る悪の根を断つことだった…。(CURIOUSCOPEより)

映画『ケルベロス 紅の狼』感想

目が赤く光るガスマスクに黒いボディスーツという一見地味なダークヒーローが主人公のブラジル産クライムアクション。

娘を殺された主人公が復讐のためガスマスクをつけて腐った政治家を殺戮する!というお話なのですが、
爽快なアクションモノというよりは腐敗した政治界をメインに描かれていてるのでずっしりとした後味。

劇中では汚職まみれの政治家が横領しまくりのせいで医療体制が崩壊し、
病院も少ないわ手術すらまともに行えないわという描写があるのですが(そのせいで娘も死んでしまう・・・怒り心頭!)、
実際にブラジルでもそんな状況なのでしょうか?

原作はブラジルで人気の『O Doutrinador』というコミックだそうで。
復讐に燃える男の姿はまるで『パニッシャー』のようですが、
復讐のためダークサイドに落ちた男は、なんでこんなにもセクシーなんでしょうか(ただただヒゲの濃ゆい男性が個人的に好きなだけかもしれんが)。

決して爽快感は味わえないし悪党をいくら殺したところで根本の解決にはならない、というテーマが正直後味のいいモノではないけれど、
“腐敗した政治のせいで救える命も救えない“という問題はタイムリーに我が国にも置き換えられるなぁと考えさせられるのです。

ちなみに主人公は基本一匹狼だけれど、コミック店で働くハッカー女子とタッグを組むシーンがいかにもコミック原作って感じで大好きなのです。
そのシーンをイラストにしてみましたよ。
最近背景の勉強をしているのでいつもとテイストは違いますが。

たった一枚の絵だけでストーリーを感じられる、そんなイラストを目指しております。
人の心を動かすのは表情よりも景色だなぁ、と『この世界の片隅に』を観て思った故に。

こちらもおすすめ

●本作は押井守『ケルベロス』シリーズとは関係ありませんが、こちらも要チェック。

アサミヤカオリ

イラストレーター/造形作家/映画コラムニスト/漫画家

1983年生まれ。大阪出身。
2018年より徳島に拠点に移して活動中。

AWAP『映画コラム』/ BRUTUS『赤恥研究所』連載中
B級映画/ラジオ/観葉植物好き。最近は22時就寝5時起きで制作がんばってます。メキシコ行きたい。

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2018年公開アクション
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