映画『ブレット・トレイン』レビューとイラスト

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あらすじ

いつも事件に巻き込まれてしまう世界一運の悪い殺し屋レディバグ。そんな彼が請けた新たなミッションは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗んで次の駅で降りるという簡単な仕事のはずだった。盗みは成功したものの、身に覚えのない9人の殺し屋たちに列車内で次々と命を狙われ、降りるタイミングを完全に見失ってしまう。列車はレディバグを乗せたまま、世界最大の犯罪組織のボス、ホワイト・デスが待ち受ける終着点・京都へ向かって加速していく。(映画.comより)

感想

伊坂幸太郎『マリアビートル』原作を『デット・プール2』のデビッド・リーチ監督がブラッド・ピット主演で映画化したクライムアクションコメディ。

予告を見る限り、日本の描写やセットがとても荒くいかにも海外の人が考えるJAPANって感じで「Oh超B級じゃん」ってとても期待値だだ下がりだったんですがね、

いざ見に行ったらとてつもない傑作でしたよ。

何がすごいって要所要所で出てくる俳優陣の豪華さ、というか、個人的に琴線に触れる人ばかりが出てきて、ブラピ&デビッド・リーチ監督の人望の厚さというかパワーにしてやられた感じです。

そういうと三谷幸喜監督的な感じを思い浮かべるかもしれませんが、
チョイスがもう絶妙。

これはぜひ劇場で「うっほー!この人出てくるんだ」って感じで驚き歓喜してほしい。

そして詰めの甘さや細かい部分の雑さ(乗客がいつの間にかいなくなってたり、車掌が一切姿を見せなかったり)は超一級なんですが、
何よりパーサー(車内アテンダント)の女性が金髪だったり、
街並みや景色が明らかに日本じゃないというB級臭が序盤からぷんぷんしてるから、
中盤からは細かい部分へのツッコミがもう出来なくなってくるのですよ。疲れて。というか麻痺して。

それがもし監督の狙いだとしたら、素晴らしい手腕ですよ。

段々もうこの世界観にずっと浸ってたいかも・・・

と思い出したラストの怒涛の回収には、私は感動すら覚えましたね。

さすがの伊坂幸太郎原作、と唸ること間違いなし。

トーマスやジャパニーズトイレなど、小道具の使い方も超うまいから、
しばらくトーマスみたら『ブレット・レイン』思い出しちゃうくらいでしたね。

おとぼけるブラピを大画面で拝めることだけでもありがたいし、
豪華俳優陣の化学反応がめちゃめちゃ胸熱だから、B級だと侮らず是非みて欲しい。

後悔するかどうかは・・・・あなた次第!

コメント

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