『ゴールデン・リバー』感想
85点
こんちゃ!アサミヤです。
お久しぶりでございます。
映画を観てはいるものの、どうぶつの森で家具を集めたりどうぶつの森でお金を稼いだりどうぶつの森で建設作業に勤しんだりと多忙な故に、映画イラストを放置してしまっておりました。
泣く泣くどうぶつの森から一度離れて、今回ご紹介する作品は正統派西部劇の『ゴールデン・リバー』。
個人的に恋焦がれている俳優ジェイク・ギレンホールが出ているということで前々から気になっていたんですが、何の前情報も入れずに観たらあまり見慣れてない西部劇だったんで少し構えてしまいました。
正統派な(あまり西部劇観んから知らんけど)西部劇とあって人間ドラマが重厚なテイストで描かれていて、あまり冗談半分にご紹介できない作品だわと思いながらも、主人公であるシスター兄弟の要所要所で光る茶目っ気に癒される作品でもありました。
ゴールドラッシュに沸く19世紀半ばのアメリカを舞台に、殺し屋であるシスター兄弟と協力者のジョン、標的となる科学者ウォームの4人が金探しを目的にいつしか協力し合うお話・・・だったのが、後半意外な展開に。
正直私は観賞後数日経った今でも胸が苦しい。
だってジョン・C・ライリーにホアキン・フェニックスにリズ・アーメッドに愛しのジェイク・ギレンホールという素敵な殿方たちが敵対しながらも目的を共有し行動を共にすることになったのに、その先にあんなことが待ち受けているなんて・・・。
今作は決して成功物語ではないとは少し間延びしたテンポからも伺えたけど、こうもあっけなく夢崩れるのかとゾッとしてしまいました。
後味が良いとは言い難い作品ですが、先に書いた様にシスター兄弟がとにかく愛しくなるからそれ目当てでも観てほしい。
特にジョン・C・ライリー演じる兄の、初めて歯磨きをするシーンや水洗トイレを見た時のウキウキした表情がたまらんのです。
殺し屋をやめて普通になりたいと願う不器用な姿は、後ろからそっと抱きしめたくなるから。
普段西部劇を観ない人でも、実力派俳優たちの共演が十分見応えあるし、じわじわと滲み入るキャラクターの味わい深さもぜひ賞味してほしいのです。
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