映画『フラットライナーズ』感想
70点
こんちゃ!アサミヤです。
今日ご紹介するのは『フラットライナーズ』。
1990年に公開された同タイトル作品のリメイクで、臨死体験を故意にしたが故に、恐ろしい現象に巻き込まれていくというホラー作品。
公開当初、観に行きたいリストに入ってたんですが、タイミングを逃して劇場での鑑賞は叶わなかったという今作、正直観に行かなくて良かったなと思った次第です。
自身が運転する車の事故によって妹を亡くし、死後の世界に執着するようになったコートニーは同じ医学生たちに協力してもらい、臨死体験をする。
その後意図せず能力が開花したことから、仲間たちも次々と臨死体験を経るも、各々が抱えている後悔の念によって苦しむようになる・・・
っていう、死後の世界を描きながらも結構ミニマムに収まってしまっている印象で、ホラーというよりは贖罪をテーマとしたストーリーテリング。
いや、観たかったのそういんじゃなかったんやけどなぁと、がっかりしてしまいましたよ。
主人公のコートニーを演じたエレン・ペイジが見せしめのようにあっさり死んじゃうし、同じように死を恐れた仲間たちが自らの罪と向き合い謝罪をしたら万々歳、万事がオーケーっていう軽いラストもいただけない。
そもそも死から逃れるための謝罪って、結果相手のこと考えてないよね?っていうモヤモヤ。
もっと死後の世界を大きく解釈して欲しかったし、他の仲間たちもなんならバッタバッタ死してほしかったわ。
ホラーという皮を被った感動作品というテイストなので、血や本格ホラーが苦手な方でも安心してご鑑賞いただけますよ。
ただ後半は脅かし要素が盛り込まれるので、そこだけお気をつけてご鑑賞くださいませ。
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