映画『カッターヘッド 真夜中の切断魔』レビューとイラスト※ネタバレあり

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カッターヘッド 真夜中の切断魔

映画『カッターヘッド 真夜中の切断魔』概要・あらすじ・キャスト

概要

湖畔の別荘を訪れた母と二人の娘に襲いかかる恐怖を映し出すホラー。正体不明の殺人鬼から娘たちを守る母親役に「アイ・フランケンシュタイン」のイヴォンヌ・ストラホフスキー。その二人の娘を、実生活でも姉妹のアビゲイルとアンナのピニョフスキ姉妹が演じる。撮影は「エンド・オブ・キングダム」のエド・ワイルド。監督は、新鋭クイン・ラシャー。特集企画『MDGP(モースト・デンジャラス・シネマグランプリ)2018』にて上映。(Movie Walkerより)

あらすじ

ローラは幼い娘マディとケイラを連れて湖畔の別荘へ向かう。夫ショーンは仕事の都合で遅れてくる予定だ。別荘に到着したローラは、周辺の警備をしているオーウェンから、別荘の前の持ち主についての話を聞かされる。その一家の幼い息子が行方不明になり、残された家族は悲しみに暮れて引っ越したのだという。日が暮れた頃、マディが突然腹痛を訴えはじめ、紙くずを吐き出す。その紙には「HELLO」と書いてあった。やがて、玄関をノックする音が聞こえ……。(映画.comより)

監督

クイン・ラシャー

キャスト

イヴォンヌ・ストラホフスキー:ローラ

仕事で遅れる夫を置いて、娘二人と別荘に来た主人公。

●アンナ・ピニョフスキ:ケイラ

マディの姉。
マディ演じるアビゲイル・ピニョフスキとは実際の姉妹。

●アビゲイル・ピニョフスキ:マディ

ケイラの妹。

幼いから仕方ないけど、パパーー!とかママーーー!とか叫んでは場の空気を乱す。

●ジャスティン・ブルーニング:ショーン

仕事のために遅れて別荘にやってきた。
ある程度活躍するかと思いきや・・・。

ジュリアン・ベイリー:オーウェン

別荘の周辺を警備していて、たまたまローラが別荘にやってきたときに出会う。
ローラたちの別荘の前の住人について詳しく、失踪した息子ジョンのことを伝える重要な役割・・・だけど死に際はあっさり。

●ライアン・マクドナルド:ジョン

ローラたちの別荘に以前住んでいた家族の息子。
ジョンが失踪したままで家族は去ってしまう。

映画『カッターヘッド 真夜中の切断魔』感想

65点

こんちゃ!アサミヤです。
今回ご紹介する作品は『カッターヘッド 真夜中の切断魔』

最近は夫婦揃ってハマった大軍ゾンビ抹殺ゲーム『DAYS GONE』を共にやり終えてしまったため、寝る前に夫婦水入らずで映画を観る時間が増えました。
私はご存知、誰が観んねんと突っ込みたくなるようなB級を好むのですが、旦那のかずちゃんはすっきり爽快なアクションや笑える要素の詰まった映画が好み。
「なんで90分や120分を辛い思いして過ごさなアカンねん」というお考えの方なので、私もなるべく楽しい時間を過ごそうと大作やわかりやすいアクションものを選んで最近は観ています。

しかーーーし、今回ご紹介するのは久々のB級。
決して楽しい時間を過ごせるわけでも、すっきり爽快なわけでもありません。
正直時間の無駄。

なぜこれをチョイスしたかというと、かずちゃんがお出かけしているときに、たまたまゲオレンタル新作含めて全て100円!という宣伝を見たため、これは借りまくらなくては!と急いでゲオに向かったのがきっかけ。
そこで見つけたのが今作『カッターヘッド 真夜中の切断魔』。

「これは一人で観るぞーーウッシッシッ」と喜び勤しんで帰宅し、早速鑑賞しましたが、

想像以上にカッターヘッドがカットしない作品でがっかりしました。

カッターヘッドの名前負け。

主人公のローラが仕事のある旦那を置いて娘二人と別荘にやってくるところから物語は始まるのですが、たまたま出会った周囲を警備中のオーウェンからとある話を聞きます。

ローラたちより前に住んでいた家族の息子ジョンが失踪したままになっていると。
みなさまお気付きのように、そのジョンがタイトルにもなっている「カッターヘッド」のことですね。

そのときは哀れな話ねぇと聞いていたローラですが、末娘のマディが夜になって急に体調を崩したことから慌てふためきます。
嘔吐した後も喉に何かを詰まらせているようで、無理やり取り出してみると「HELLO」と描かれた布切れのようなものが出て来ます。

それだけでも不気味なんだけど、話を聞いてみると森の中にあったカップケーキを食べたとか。
おいおい、森に落ちてるケーキ食べてんじゃないよ、とその娘の行動の方が不気味に思えた私。

そこから急に姿の見えない誰か(もちろんカッターヘッド)に追い詰められていくんですが、そのカッターヘッドの姿が見えるまでに50分近くかかるんですよね。
それだけ出し惜しみするんだからよっぽどのことを仕出かしてくれるんだろーなーと、ちょっと上から目線で構えていましたが、

全くカットしないカッターヘッドに早々に愛想がつきました。

一応カッターヘッドを擁護しておきますが、「カッターヘッド」は邦題のみであり、原題は「he’s out there」なので「カッターヘッド」と呼ばれること自体が劇中では全くないんです。

だったらなんで「カッターヘッド」なんていう名前を付けたのか。

謎です。

ただ、「カッターヘッド」というネーミングはすごく魅力的で、その響きで借りたところはあるので、戦略勝ちなんではないでしょうか。
癪だけど。

ちなみに先ほど出て来た森の中のカップケーキはカッターヘッドが仕掛けたものなんですが、なんでそんなことをしたのかもわからないし、「君たちのことをずっと見てたんだ」と子供達に語りかけるシーンがあるんだけども結局だから何?っていう感じだし、終始カッターヘッドの行動が謎。

殺人鬼として理解できないのは恐怖を増すためには必要な演出かもしれませんが、逃げる側のローラや娘たちにも全く感情移入できなくてどっちつかずのままに私の貴重な90分が過ぎて行きました。

あっ、そういえばカッターヘッドが唯一カッター的なものでカットしてたシーンを思い出しました。
それは終盤で木彫りの人形の目をくり抜いていたシーン。

↓結構なクオリティで作られた木彫り人形↓


たぶん子供達の目をくり抜いてそれをはめようとしていたんでしょうが、結局子供達は逃げて母親と無事生還するので、カッターヘッドはただただ木を彫っただけ

まさかそのシーンだけで「カッターヘッド」なんて名前思いついたわけじゃ・・・・ないよね?

時間を無駄にしたい方はどうぞ

私は時間を無駄にするたびに修行したという崇高な気持ちになれるのですが、「時間返しやがれこの野郎!」と怒り狂う方が大多数だと思います。

そんな方には決しておすすめしない作品ですが、同じくB級好きな方、そしてカッターヘッドがいかにカットしないかを確かめたい方は一度鑑賞されたはいかがでしょうか。

グロいシーンは基本ありませんし、ワンシチュエーションスリラーとして純粋に楽しむこともできるので、お時間が存分にある方はどうぞ♪

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