考えても、考えなくても楽しめる! -映画「マネーモンスター」感想とイラスト- ※ネタバレあり

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 司会者リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)の軽快なトークと財テク情報で高視聴率を稼いでいるTV番組「マネーモンスター」。
番組ディレクターであるパティ(ジュリア・ロバーツ)はセットの陰に潜む不審者に気がつく。突然鳴り響く銃声。犯人(ジャック・オコンネル)が銃を手にリーを人質にとり、番組がジャックされた。
株の情報操作が意図的に行われ、全財産を失くしたとTVを通じて視聴者に訴える犯人。その原因は、数日前のO.Aでリーが発した情報だった。犯人の主張の中で、リーは自分自身も誤情報を無自覚にタレ流していたことに気づく。
一体何が起きているのか―。
ウォール街の闇に封じ込まれた情報操作を暴くため、リーは人質から”共犯”へと立場を逆転させる。
一方で警察の銃口は彼らに狙いを定めていた。事件の中継を通じて、徐々に見えてくる”真実”。その核心が暴かれようとしたとき、彼らと全米の視聴者が直面する、知ってはならない「結末」とは―。


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映画『マネー・モンスター』日本版予告編
82点

ジョディ・フォスターの監督作品として、日本での宣伝も大きかったですね、この作品。
生放送のTVショーがジャックされた!というドタバタ娯楽作品かと思いきや、金融業界の闇を暴くというシリアスな内容でもある。
個人的には社会風刺が小気味よく利いてて面白かったですよ。

まずジョージ・クルーニー演じるリーの小躍りから始まりますので、そこはさらっと鼻で笑っておきましょう
”勃◯クリーム”なんぞという話も出てくるけど、そこは登場してくる男どもの「ダメダメ」のメタファーですかね。
番組ジャック犯・カイルの奥さんが中盤で登場しますが、そのシーン(後ほど説明)では特にそれを誇張している。
悲しいかな悲しいかな・・・。

財テクのテレビショーが舞台とあって難しそうな話もありますが、ジョディ・フォスター監督も言っているようにあくまで金融業界の話は背景でしかなく難解なものではないので私みたいに金融の知識ゼロでも楽しく鑑賞できました。
メインはTV局での立てこもりの話。

立てこもり男・カイルが出てくるまでがすごくスピーディ。
普通は犯人が出てくるまでTV局のスタッフの紹介がてらのダラダラ話や犯人の素性をチラリと見せる演出があっても良さそうなところを、リーの傲慢さと各々のスタッフの気の緩み具合を10分程見せただけでカイルが侵入してくる。
その後の話の展開もコンパクトに収められていて好感度高し。
私がこの映画から感じ取ったテーマがグローバル社会での情報の速さと世間のみんなの関心の移り変わりの速さへの風刺
そのテーマが、とってもコンパクトに収められたストーリー展開の速さ自体にも内在されて表現されているのでは。

前述したカイルの奥さんの話ですが、私がこの映画で一番ツボだったシーン。
犯人説得の為に警察が、身重の(!)奥さんとカイルをテレビ電話で話させるんだけど、それがファッ◯ンな内容でね。
「お前なんて男としても人間としても不能だこのヤロウ凸(゚皿゚メ) ウラァァアア!!!!」みたいなことをカイルに言っちゃうからめっちゃ落ち込んんじゃうのよカイルくん。
これには、テレビの生中継を見ている世間の男達も超同情。
女としてもさすがにかわいそうだわ。
息巻いてテレビ局に乗り込んだのに全世界放送でけちょんけちょんに言われちゃうんだもの。
確かに立てこもりはいけんけど、もうちっと夫婦同士優しくし合おうよ?

ってなわけでどいつもこいつもダメダメな男どもが出てくるわけですが、もう一人大事なダメ男が出てきます。
それがカイルが立てこもるきっかけになった、8億円の株損害を出したアイビス社の社長ウォルト。
(カイルは一発逆転を目論んで、アイビス社に投資をして、失敗したんですね)

ウォルトは8億円の損害を当初は「投資システムのテクニカルエラーによる事故」のせいだと主張していましたが、実際にはウォルトの人為的な不正であり、それを隠して大した責任も取らずにのうのうとやり過ごそうとしとったわけですな。
ほんでもって広報の美女と不倫はしとるし。
それを原因として番組ジャックが起こり、しかしそれが全世界に生中継される中で、リー(ジョージ・クルーニー)と番組スタッフが、彼の不正を世の中に暴く!という気持ちのいいプロットになっています。

株で大損し、奥さんからもけちょけちょんに言われ、世間では哀れな目で見られてしまったカイルくんも、後半ではもはや悪人ではなく、ただの不憫なお人。
そんなカイルくんも、リーとともに不正を暴いた直後に警察に撃ち殺されてしまいます。

無情な展開。。。

しかし世間の関心の移り変わりを示すプロットとして必要な展開だったと解釈しております。

スピーディすぎてあっさり味に満足いかない方もいらっしゃるかもしれませんが、テレビを通じて事件を見つめるイチ観客の目線で観れば”ただの視聴者”となっているいつもの自分を省みるきっかけになる映画なのではないかと思います。
普通に娯楽作としても観れるので、おヒマな時にどうぞ!

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