ジグソウの悲哀に泣ける。映画『ソウX』(2024)レビューとイラスト

スポンサーリンク

概要・あらすじ・キャスト

概要

猟奇殺人鬼ジグソウが仕掛けた死のゲームを描くスリラー映画「ソウ」のシリーズ第10作。大ヒットを記録したシリーズ第1作「ソウ」とその続編「ソウ2」の間に位置する物語で、ジグソウにとって最も個人的な、知られざるゲームの顛末を描く。
ジグソウことジョン・クレイマー役のトビン・ベルとアマンダ役のショウニー・スミスが引き続き同役を演じる。シリーズの生みの親であるジェームズ・ワンとリー・ワネルが製作総指揮に名を連ね、「ソウ6」「ソウ ザ・ファイナル 3D」のケビン・グルタート監督がメガホンをとった。(映画.comより)

あらすじ

末期がんで余命わずかと診断されたジョン・クレイマーは、患者セラピーで知り合った男から、がんを治せる医者がいるという非認可の医療施設を紹介される。わらにもすがる思いでメキシコへ向かった彼は、そこで実験的な医療処置を受け、無事成功したかに見えた。しかし再検査の結果には全く改善が見られず、自分が詐欺師たちに騙されたことを知る。復讐を決意したジョンは主犯格の男女4人を拉致して狂気の拷問装置に拘束し、次々と究極の選択を迫っていく。(映画.comより)

キャスト

監督:ジョナサン・ミロ、カリー・マーニオン

出演:トビン・ベル
  シヌーヴ・マコディ・ルンド
  ショウニー・スミス

感想

みんな、ジグソウが帰ってきたぞー!

ジグソウことジョン・クレイマーの過去を描く今作。

シリーズの中では『1』と『2』の間に当たるということで、お馴染みのあのキャラも出てくるのがとっても嬉しい。リンク

末期のがんを患ったジョンが新薬でがん治療を試みるも、それが大掛かりな詐欺だったというからブチギレ。

術後は命の素晴らしさを風や陽の光から感じ取る美しいシーンがあったからこそ、次々詐欺師をトラップにかけていくジョンの容赦なさから悲哀と共に強い覚悟が伝わってくるのです。

今作の見どころはもちろんシリーズ通してだけど巧妙なトラップにあり、そしてシリーズの中では珍しくジョンがピンチに陥り生きることを懇願する姿が見れること。

彼自身が死に直面し弱々しく背中を丸める姿はあの「ジグソウ」からは想像できない悲哀に満ちていて・・・もう泣いちゃう。

特に終盤のある人間とのターンゲームはまじで感涙しちゃったのよ。

まさかソウシリーズで泣くことあるとはね。

そのくらいドラマパートに気合が入っていて、だからこそ前半にギュッと詰め込まれたトラップによるグロシーンが最高に効いてくる。

ソウシリーズはちゃんとストーリーも練られているからやめられないのだねぇ。

最後に流れるあのお馴染みの音楽もカタルシス半端ないし、シリーズファンの方は絶対裏切られないから観て欲しい。

にしてもソウシリーズってターゲットになった人間が最初は喚き散らしながらも、数分の間に遂行しちゃう潔さというか気前の良さというかサービス精神が満載だから気持ちいいのよね。

今作もしっかりちゃっかり足切ったり脳みそ出したりしてくれています♡

やはりソウシリーズは永遠です!

こちらもおすすめ

スリラー好きな人に。リアルにこんな実験行われてたんだってよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました