顎関節症の人にはより一層怖い!! -映画「テイキング・オブ・デボラ・ローガン」感想とイラスト- ※ネタバレあり

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アルツハイマー患者のドキュメンタリーを撮影する為に老女デボラのもとに訪れた青年たち。
はじめは進行するアルツハイマーの症状に戸惑いつつも撮影を続けていたが、それが次第に狂気じみたものになっていく・・・。

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映画『テイキング・オブ・デボラ・ローガン』感想

70点

”驚愕のラスト10分”という触れ込みに惹かれて手に取った本作。

正直言って「はっ!!???」ってなりましたよ。
いや、ホラーやPOVを新鮮味を持った目線で観れる方は面白いと思いますよ。
何も考えず、POV方式で味わえるお化け屋敷テイストに浸かってしまうことが楽しむ秘訣。

面白いところをあげますと、まず、物語の中心人物、アルツハイマー患者のデボラ。
”ほんとにこのひとがどんどん狂気じみていくの?と疑いたくなるくらいの気品あるお姿。

クルクルボブの髪型や華奢な体にかわいらしい笑顔。
演じたのはジル・ラーソンという女優さんですが、その後の狂った演技はお見事。
真相がわかるラストまで気を抜いて観れないほど張り詰めた空気を作っているのはこの女優さんのおかげだと思います。

そして面白いとこその2。
家中にカメラを設置してデボラを撮影しているんですが(ドキュメンタリーにしてもやりすぎじゃね?)デボラが自分の皮を剥いだり狂気が加速していく中で妙な姿が録画される。
それはデボラがキッチンで瞬間移動したようにシンク台の上に乗るという姿。
記録は時間も残る為、連続した映像であることには間違いない。
その疑いようがないのに不可解というコンポジションが奇妙さを増してて面白いポイント。

さて、こっからネタバレ満載ですのでご注意。

”瞬間移動”という点で既にネタバレポイントですが、お察しですよね皆さん。
”瞬間移動”はアルツハイマーの症状ではございません。

そうです、この手の手法が好む”取り憑き”系です。

デボラの発言から、昔近隣で起こった少女連続殺人事件の容疑者に突き当たった青年たち。
容疑者デジャルダンは自らの病を直す為に邪教に傾倒し5人の少女を生贄にしようとしていたそうな。
しかし4人目の犠牲者が出てからデジャルダンは行方不明に。
実はデジャルダンはデボラの娘であるサラを狙っていた為に、デボラが殺害して生き埋め(ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ)にしたとのこと。
なぜか今になってデジャルダンがデボラに乗り移り、少女をさらい殺害しようとしていたわけですな。

人類学者から知恵を拝借してデジャルダンの骨を焼けば供養になってデボラが助かる!と息巻く娘のサラ。
骨を回収したものの、焼こうとすると邪教のシンボルである蛇が出てきたり、謎の爆発が起きたりで、命からがら逃げ出すサラたち。

そんな中、母デボラが入院先で少女をさらって失踪したと知らされ、一目散に昔の少女連続殺人事件の現場である洞窟へ向かう。

そして目にしたものは・・・・

寄生獣ばりにパックリと少女を頭から喰いつくデボラの姿

これか、ラスト10分の衝撃って・・・。
確かに見応えあるモンスター姿でしたよ。

それまで特にグロ的な表現もないので、気を抜いているとジャブもなく突然アッパーを食らったような衝撃がずっしりきます。
お化け屋敷的要素がこの映画はきちんと利いているので、
心置きなくビクつくましょう。

デボラの前で骨を焼き少女を救ったサラたち。
一件落着落着〜〜〜かと思いきや。

白血病を患っていた少女が完治しTVカメラに向かって不気味に微笑むというシーンで終わります。
結局デジャルダンは少女を乗っ取ったという、まるで「スキャナーズ」のようなオチ。

うん、読めてた。

でもデボラのおクチパックリ描写は拍手に値するものだったので私はそれだけでも一見の価値があると思います。
POVがお好きな方もそうでない方も、ビクビクしながら観れる作品なので”自宅お化け屋敷”を楽しんでくださいな。

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