とにかく泣ける演技力!! -映画「サウスポー」感想とイラスト- ※ネタバレあり

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超カンタンあらすじコチラ↓

ボクシングの世界王者であるビリー。
ある日彼の怒りで戦うスタイルが引き金となり、妻を亡くす。
仲間も娘も離れていった孤独な彼は過去の自分と向き合い、再びリングに上がるために立ち上がる。


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映画『サウスポー』感想

80点

超感動!
久しぶりにむせび泣きましたよ。゜゜(´□`。)°゜。ワーン!!
先日鑑賞してきた「雨の日は会えない、晴れの日は君を思う」では妻を亡くした男が身の回りのものを破壊していく中で徐々に感情を取り戻すという男を演じていましたが、今回も妻を不慮の事故で亡くします。
しかし今回は怒りという感情が端から爆発していて、それが彼自身を傷つけている原因にもなっている。
ライバルの挑発に乗って怒りをぶちまけた結果、妻がケンカの最中に銃で撃たれて死んじゃうという悲劇。
その事件が起こる前に丁寧に妻と子との幸せな風景を見せられるから泣けるー。
必死に血まみれの妻が「家に帰ろう」と言うんだの。
ビリーはギュッと抱きしめながら「ほらお家だよ」とか言うんだもの。
もう初っ端から号泣だの。

この映画の見所はジェイク・ギレンホールの肉体美やファイティングシーンはもちろんなんだけど、父娘の愛情物語がとっても感動的なんですね。
妻が亡くなってから戦う意志もなくなり、仲間も失っていくビリー。
そして教育能力がないということで娘のレイラも保護され離れ離れになっちゃうんです。
もうこの裁判シーン泣けるわー。
何もかも無くしたビリーが娘を取り戻す為にボクシングジムの扉を開けていやいやながらもトイレ掃除しながらお金も稼ぐんですよね。
そしてついにリングに上がり、妻を亡くすきっかけとなったライバルと戦うのである!
結果はもちろんビリーの勝利。
最後に控え室にやってきた娘・レイラがビリーに抱きつき「お家に帰ろう」とまるで妻のように繰り返す。
このシーンでもう大泣きですわ。

なんでここまで泣けるかっつったらレイラ役のウーナ・ローレンスちゃんの演技力!
お父ちゃんを呼び止めて「なんでもない」なんて言いながら目に涙を貯めるとことか、なんで一緒に暮らせないの!なんて父を責めるとことか。
人を惹きつける、観客に感情移入させる演技がちゃんとできるんですよ。
脱帽。

トレーナーのティック・ウィルズを演じる名脇役フォレスト・ウィティカー
彼もビリーを鼓舞しながらも影ある役で良い味出すんだ。
まるで「あしたのジョー」(実は読んだことない)の丹下段平のようでイイネ(適当)。

そして特筆すべきはやはりジェイク・ギレンホールの役作り。

下記の映像引っ張ってきたんでマッスルフェチはテンション上がるから観てみて。

肉体はもちろんなんだけど、ボクサーってこんな動きとか喋り方するよなーっていうのを見事に体現されてる。
監督は最初、エミネムで構想していたそうですが、やむを得ない理由で辞退した彼の代役になぜジェイクを選抜したかというと、きちんとトレーニングをする俳優だと思ったからなんだと。
良い目してるよ、監督。

ジェイクとウーナちゃんのおかげでめっちゃ泣ける作品になっています。
正直ジムに出てくるホッピーという少年があっさり死んじゃったり、予想通りの展開だったりで物足りないところはあるんですよ。
それでも120分超えの長さなのでこれ以上は詰め込めなかったんだろうけどさ。
こんだけ泣いた泣いた言うてんのに最後に水をさすようで悪いですが、名作まであと一歩って感じですねー。

それでも号泣できるので、泣きたい夜に、美しい筋肉を目の保養にしたい方に、おすすめです。

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