狂ったラッセル・クロウにあおられる!映画『アオラレ』(2020)レビューとイラスト

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概要・あらすじ・キャスト

概要

アオラレ』(Unhinged)は2020年のアメリカ合衆国のスリラー映画。監督はデリック・ボルテ、出演はラッセル・クロウとカレン・ピストリアスなど。 ある母子が乗った車にあおり運転を繰り返し続ける謎の男を描いている。(Wikipediaより)

あらすじ

ルイジアナ州ニューオーリンズ。レイチェルは15歳になる息子カイルと一緒に暮らしていた。そんなある日、車でカイルを学校に送り届ける途中で、レイチェルは前を走っていた車が青信号になっても動き出さないという事態に遭遇した。レイチェルはクラクションで信号が変ったことを伝えようとしたが、それでも車は動かなかったため、やむなく追い越すことにした。ところが、前の車の運転手は追い越しに逆ギレし、真摯な謝罪を求めてレイチェルを追いかけてきた。運転手の行動は徐々にエスカレートしていき、レイチェルは想像を絶する恐怖を味わうことになる。(Wikipediaより)

キャスト

監督:デリック・ボルテ

出演:ラッセル・クロウ
   カレン・ピストリアス
   ガブリエル・ベイトマン

感想

ラッセル・クロウがぶち切れる!!

邦題がいつも通り(当時の)流行り言葉から取っただけだろうと思ったら、ちゃんと煽ってるよ、ラッセル・クロウ。

煽ってるどころじゃなく、ダイナーやガソリンスタンドで堂々と殺人やっちゃてるけどね。

初っ端からいかれっぷりがすごいラッセルが見ものなのだけれど、被害者が被害者然していないという点に今作の本当のテーマがある気がしてね。

被害者となる主人公レイチェルが仕事まで失うほどの遅刻魔で、息子の学校の送迎に遅れるからと平気で法律無視して道路脇を走っちゃう無謀な人間っていう、全く感情移入ができないキャラ。

そもそも煽られるきっかけになったのもレイチェルの過剰なクラクションだから、どちらに非がある?という議論が勃発してもおかしくない・・・。

でもさ、最近あった「BB弾を投げこんだ少年が隣人を怒らせて両親を殺された」という事件を始め、その事件を起こしたきっかけである被害者にも非があるとSNSで叩かれることって多々あるじゃないですか。

まさしく今作はその体を成していて、被害者側にも非があるからといってこんなにも「ラッセル・クロウ、もっとやったれ!」と思う気持ちは素直に享受していいのかね、と。

なんて小難しいこと考えるほどの深みはないから、やっぱり頭空っぽにして今作は楽しんだほうがいい。

ただただラッセル・クロウが見境なく暴れる、汗かきまくる姿を観てヒャッハーすればいい。

ちなみにダイニングのテーブルや椅子、キーアイテムとなるハサミなど、小物がかわいいから細かいとこまで見てるよ楽しいよ。

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怪しい男に追われる作品といえばコレ。ラッセル・クロウとは違った色気があるよねー。

コメント

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