意外と胸焼けするほど重いコメディ。映画『バービー』レビューとイラスト

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概要・あらすじ・キャスト

概要

世界中で愛され続けるアメリカのファッションドール「バービー」を、マーゴット・ロビー&ライアン・ゴズリングの共演で実写映画化。さまざまなバービーたちが暮らす完璧な世界「バービーランド」から人間の世界にやってきたひとりのバービーが、世界の真実に直面しながらも大切なことは何かを見つけていく姿を描く。
監督は「レディ・バード」「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」のグレタ・ガーウィグ。脚本はガーウィグと「マリッジ・ストーリー」のノア・バームバック。世界各国で大ヒットを記録し、全米興行収入は6.3億万ドルを超えて同国歴代11位、世界興収は14.4億円を超えてワーナー・ブラザース映画史上最高のヒット作となった。第96回アカデミー賞では作品賞、助演男優賞、助演女優賞、歌曲賞(2曲)など7部門8ノミネートを獲得。ビリー・アイリッシュ&フィニアス・オコネルによる「What Was I Made For?」が歌曲賞を受賞した。
映画.comより)

あらすじ

ピンクに彩られた夢のような世界「バービーランド」。そこに暮らす住民は、皆が「バービー」であり、皆が「ケン」と呼ばれている。そんなバービーランドで、オシャレ好きなバービーは、ピュアなボーイフレンドのケンとともに、完璧でハッピーな毎日を過ごしていた。ところがある日、彼女の身体に異変が起こる。困った彼女は世界の秘密を知る変わり者のバービーに導かれ、ケンとともに人間の世界へと旅に出る。しかしロサンゼルスにたどり着いたバービーとケンは人間たちから好奇の目を向けられ、思わぬトラブルに見舞われてしまう。。(映画.comより)

キャスト

監督: グレタ・ガーウィグ

出演:マーゴット・ロビー
   ライアン・ゴズリング
   アメリカ・フェレ―ラ

感想

今更紹介するまでもないくらい色んな意味で話題になった映画『バービー』。

本当今更ですが鑑賞したところ、思ってたよりもしっかりジェンダーな問題に食い込んでいて、それでいて人形あるあるがぎゅっと詰め込まれたコメディに仕上がってましたね。

個人的にフェミニストな思想って好まないので、女性としての地位やら男性優位な世界に対する啓蒙やらをあからさまに表現されてて胸焼けしたことは事実。

でも、あからさまなジェンダー表現だからこそ、思いきりコメディに振り切ったキャラクター造形やカラフルでファンタジーなセットがより際立っていたようにも思う。

とにかく情けないケン役のライアン・ゴズリングには笑った笑った。

彼と並ぶマードット・ロビーも美しすぎて本当にバービー人形のようで。

想像以上に話の内容が多様性を主張しすぎて重すぎるから、私のようにそういうのが苦手は人は出演人の華やかさやバービー人形たちの滑稽さを真正面に受け止めてコメディとして楽しめば良いのでは。

でも一つ、女性はどんな顔してたって叩かれるっていう意見は何となく刺さったな。

そして叩く人間も女性だってこと。

同性ほど仲間になりやすく、そして敵になりやすいのだ。

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またタイプは違うけど、ジェンダーな問題に直面している人に捧げたい。

アサミヤカオリ

イラストレーター/造形作家/映画コラムニスト/漫画家

1983年生まれ。大阪出身。
2018年より徳島に拠点に移して活動中。

AWAP『映画コラム』/ BRUTUS『赤恥研究所』連載中
B級映画/ラジオ/観葉植物好き。最近は22時就寝5時起きで制作がんばってます。メキシコ行きたい。

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