『ワナオトコ』概要・あらすじ・キャスト
概要
「ソウ」シリーズの脚本家コンビが贈る、驚異のホラー・アクション大作!
激しすぎる描写でR-18指定に!!
ワナオトコが仕掛ける 針!カミソリ!包丁!ワイヤー!怒濤のデストラップは必見!!(Amazonより)
あらすじ
金庫破りの前科がある内装業者のアーキン(ジョシュ・スチュワート)は、元妻が抱えた借金を返すため、再び罪を犯そうとする。
仕事を請け負った宝石ブローカーの家に侵入すると、家の中で不審な足音を耳にする・・・。侵入者がもうひとりいることに気づいたアーキンだったが、時すでに遅し。いつの間にかドアは完全にロックされ、窓には板が打ちつけられていたのだ。
「人間」を痛めつけ収集している‘ワナオトコ’が仕掛けた、華麗かつ残虐トラップの数々が襲いかかる中、アーキンは脱出できるのか―(Amazonより)
監督・脚本
マーカス・ダンスタン
キャスト
●ジョシュ・ステュワート:アーキン
元金庫破りで今は真面目に働くアーキン。
元妻が借金したせいで、また悪事に手を染めることに。
それだけでも災難だけど、金庫破り目的で侵入した家に”ワナオトコ”がいたからとんでもない不遇の男。
●ファン・フェルナンデス:ワナオトコ(コレクター)
数々のトラップを仕掛けては人体コレクションをする重度にヤバ目な奴。
マスクから覗くクリクリお目目がとてもかわいい。
●マデリーン・ジーマ:ジル
アーキンが侵入する豪邸の長女。
恋人とイチャイチャしているところをワナオトコに狙われる。
脱ぎます。
『ワナオトコ』感想
78点
『ワナオトコ』が正真正銘の第1作
前回、「パーフェクトトラップ」のレビューを書きましたが、続編と知らずに観たと正直にご報告させて頂きました。
続編を先に観たために誰が生き残るとかはわかっちゃってるんだけど、それでもハラハラドキドキの演出はお見事でした。
今回のレビュー作品が正真正銘の第1作目でございます。
話の大筋は、原題が「THE COLLECTOR」というだけあってワナオトコことコレクターさんのお話。
何を集めているかっていうと宝石や骨董品などではなく、人体。
あの手この手を使って人を殺めていくんですが、気に入った奴だけ生かしておいてそれ以外は皆殺しという、ワナオトコのお気持ち一つで命の基準が変わります。
主人公が魅力的
主人公は元金庫破りのアーキン。
はじめは内装業者として邸宅を物色しつつ、幼い娘ハンナと交流をしたりして、「悪い目(というかちょっと眠たげなイってる目)をしているのに人情あるキャラ」がしっかり構築されてます。
B級作品は主人公ですらキャラがブレブレだったり魅力がないことが多いんだけど、『ワナオトコ』のアーキンはその点しっかりキャラが出来ていて魅力たっぷり。
終盤でなんとか屋敷から脱出するも、まだ屋敷に取り残されていた幼い女の子を助けるために舞い戻るっていう人情キャラ萌えーーー!
ヒーロータイプの派手なキャラではなく小物臭も漂うんだけど、根っこは良い奴なのに悪事を働くことでしか生きられないっていう見え隠れする影がオンナ心もくすぐるんだな。
このままワナオトコが出てこずに泥棒アーキンが宝石ブローカーの家族と交流を持ちつつ改心していくみたいなお話も観てみたいなと思わせるくらい、主人公として魅力があふれてます。
B級らしからぬ演出の上手さ
人物設定に魅力があるのはもちろん、演出の上手さも光っている。
いざ家に盗みに入ってからコレクターとのハラハラドキドキな攻防戦が繰り広げられる展開がとても面白い。
お互い姿が見えない中ですれ違いざまに部屋を出たり入ったりのシーンを上からなめるように撮ったり、後半に活かされる小道具をちょこちょこ見せたり。
家中に仕掛けられたトラップをアーキンが冷静にかわしていくから「あれ、罠の意味ないじゃん」って思うんだけど、その後別の人物がそのトラップにズンドコ引っかかっていく。
一度観客にトラップがどこにあるのかを見せておいてから、罠に引っかかる人を見せるという監督の演出は「志村うしろーーー!」的な感じで面白い。
「たった半日でどうやって家中にトラップ仕掛けんねん」と突っ込みたくはなりますが、それでも演出の仕方が上手くて点数はダダ上がり。
ワナオトコも一人のオトコ
ワナオトコとアーキンが侵入した家の住人であるジルが彼氏連れて帰ってくるシーンがあるんですけどね。
男性諸君お待ちかねのお色気シーンです。
ジルの美しいおぱいがぽろりん。
彼氏とイチャイチャしてる、B級にはありがちなお色気シーンなんだけど、コレクターも舌舐めずりしながらじっとみてるシーンは笑っちゃった。
脇を走り抜けるアーキンの影に気付きながらも目線がジルの方にいっちゃうんだもん。
あまり女性経験ないんだろうなと想像できます。。。
それにしてもきれいなおぱい。女性も必見。
見所は数々のトラップ
「ワナオトコ」というだけあって、魅力は数々のトラップにあります。
大きなネズミ捕りが無造作に置かれてたり受話器から針が出てたり、硫酸垂れ流し部屋(床抜けへんの??)があったりと細かに用意されております。
これ18禁なんですけど、正直グロくない。
「パーフェクト・トラップ」同様、見事な仕掛けは見ていて爽快だから、「ソウ」シリーズで断念した人でも楽しめると思います。
『ワナオトコ』コレクターの中身がちがう!?
ちなみに。
シリーズ2作を通して観て気付いたですが、ワナオトコの”中身”がなんか違う!?
「ワナオトコ」ではヒョロッとした印象で歩き方もなんか年を感じる。
対して「パーフェクトトラップ」ではアクションバキバキこなせる良い体格のダンナ。
調べてみたら、実は違う人が演じてたんですね。
「ワナオトコ」ではファン・フェルナンデスという60前後のおじさま。
「パーフェクトトラップ」ではランドール・アーチャーという40代くらいかな?のおじさまが演じておられます。
でもお目目のかわいさはかわらないよ♪♪
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