マジで見なくていい。もしくは超オススメ。 -映画「ニンジャvsミュータントゾンビーズ」感想とイラスト- ※ネタバレあり

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超カンタンあらすじコチラ↓

世界大戦が終結してからはるか後の世界。
四つの部族に別れたニンジャはマスターから平和会議に出席するよう通達を受け集結する。
しかしそ何者かによってマスターは暗殺されてしまう。
暗殺の濡れ衣を着せられてたケイジは犯人を探しながら部族と戦うことになる・・・。


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映画『ニンジャ vs ミュータント・ゾンビーズ』感想

10点

B級が大好きなアサミヤです。
なぜ好きかって?
白ご飯がA級だとしたら、B級はホルモンみたいなもの。
とにかくおいしいホルモンをパクついて、胃もたれしてきたら白ご飯をかっくらうのが私流。
メインディッシュがB級なの!
ようわからんけど!!!

さて、今回ご紹介する映画はゾンビという文言に惹かれて観たのですが、
ほっっっっっっとんどゾンビの出番なかったわ

ニンジャがメインです。
って言ってもニンジャすら何者なのかわからないまま終わりました。
ゾンビ映画ではなく、アクション映画やパニック映画の「あるあるシーン」を(ドへたくそに)盛り込んだ(盛り込もうとしてた)アクション映画でございます。

しかし、一周回って微笑ましく清々しい気持ちで観終えるという何故か憎めない作品なので、
あくまでB級映画を好んで観るという方
に限り
おすすめです。

ニンジャマスターであるフミタカ(w)が平和協議会(?)で各部族のニンジャを集めて「ウロク族が攻めてくるこの危機のときにこそ平和の為に団結しよう!」という話から始まるのに、その場でマスター・フミタカがさくっと殺害されます。
ニンジャマスターなのに、フミタカなのに、あのフミタカなのに、わりと普通に、殺されます。

なぜかフミタカの暗殺の濡れ衣を着せられた主人公のケイジが、他のニンジャ部族となんやかんや戦い、最後は犯人を見つけ、そいつとバトって終わるという

身内の小競り合いアクション映画に収まっております。

ウロク族出てきませんやん。。

アクションもそこそこがんばってるんだけど、なんせカメラワークが悪い。
ぼーっと突っ立って撮ってんのかと言いたいくらいカット割りに臨場感がない。
「アバター」や「スパイダーマン」などのVFXを手がけたリロイド・リー・バーネットという人が監督なんだけど、
VFXの才能と監督の才能は別なんだと心底思い知らされる。
確かにVFXを沢山盛り込んでいて監督のやる気は感じられるんだけど、そのVFXもしょぼくて仕方ない。

タイトルの「ミュータントゾンビ」も”ミュータント”ってなんぞ?って突っ込みたくなるくらいミュータント感がないです。
ニンジャも服がペラペラだし、全然忍んでないし、メンタルくっそ弱いし、、、、アメリカ人が好きな設定だけもってきて理解深めないまま作っちゃった感が満載です。

そしてこの映画を一番ダメにしている要因は、

・リーダーが中心に立って、演説をして皆が団結するシーン
・仲間内で大げんかをしてからのお涙頂戴的な仲直り
・階段での狭い場所で魅せる立体的な格闘シーン
・ゾンビに襲われてピンチのときに、自己犠牲で仲間を救うシーン

などなどの、映画あるあるシーンを盛り込みすぎてまとまりがなくなっているところ。
監督がやりたいことはわかるんだけど、ただの自己満足で終わってしまっているのが残念極まりない。

逆に言えば、「このシーン、あるあるーーー!」と指差す”体感型(?)”映画であり、そこを楽しめれば幸い。

有難いことに私はこの映画を心底楽しめる人間でした。
一人で粛々と観るよりは、友人と突っ込みながら観ることがおすすめ。
おすすめというよりは必須

映画としての点数は低いですが、映画好きこそ楽しめて観れるのではないかという意味では90点

でも観た次の日には観たことすら忘れるくらいの薄っぺらい内容だよ。

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おばかっぽいので同じく力を抜いて観るべし。


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