イタリアンホラーの真骨頂!映画『呪われた絵画』(2023)レビューとイラスト※ネタバレなし

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概要

「テリファー」シリーズのローレン・ラベラ主演で、ある絵画の修復を依頼された主人公が、おぞましい惨劇に襲われる姿を描いたイタリア製ホラー。
監督は、「NAKED サバイバル・フォレスト」なども手がけたフェデリコ・ザンパッリォーネ。豪邸の女主人役は「ジョン・ウィック チャプター2」に出演したクラウディア・ジェリーニ。(映画.comより)

あらすじ

1930年代、信仰深い人々が暮らすアメリカ南部の田舎町。双子の兄弟スモークとスタックは、かつての故郷であるこの地で一獲千金を狙い、当時禁止されていた酒や音楽を振る舞うダンスホールを開店する。オープン初日の夜、欲望が渦巻く宴に多くの客が熱狂するが、招かれざる者たちの出現により事態は一変。ダンスホールは理不尽な絶望に飲み込まれ、人知を超えた者たちの狂乱の夜が幕を開ける。(映画.comより)

キャスト

監督:フェデリコ・ザンパッリォーネ

出演:ローレン・ラベラ
   ロレンツォ・レンツィ
   ジョナサン・ディラン・キング

感想

私は観た!!

『食人族』『サスペリア』に続くイタリアンホラーの真髄を!!!

絵画の修復のためにイタリアの田舎町にやってきたリサは、道中で生物学者の若者たちや道案内をしてくれる優しい青年マルクスとの出会いを経て仕事場となる屋敷へと辿り着く。

オーナーの美魔女エマと娘ジュリアと共に過ごす中、絵画の修復が進むにつれて悪夢が彼女を襲うようになり、その悪夢は現実のものとなる・・・というゴリゴリホラーなんですけどね。

主人公が屋敷で絵画の修復に取り掛かる中、一方生物学者たちは研究のために野宿をするのだけど、早々に何者かに囚われ監禁されるという急展開!

彼らを捉えた何者かの姿も早々に顕になるのだけど、そのビジュアルも最高に気持ち悪いの(大褒め)。

監禁された者たちが次々殺される展開のスピーディーさが、悪夢によって徐々に精神を蝕まれていくという主人公側の少々緩慢なストーリーをカバーしていて良いエッセンス!(不謹慎!)

一方(生物学者たち)はソリッド・シチュエーション、一方(主人公)はゴッシクホラーを思わせる二層式ホラーで、双方のストーリーが絡み合った時の威力も抜群。

超弩級のグロ展開、黒魔術的展開がイタリアンホラーの真髄って感じで、最高のホラー観れたなって、大満足でございました。

グロ描写の抜かりなさ、クリーチャーデザインがもうとにかく最高最高最高!!

でも正直グロすぎる映像が苦手な私でも耐えられたのは、画面全体から漂うゴシックな荒さと、チープな画角によってリアルな痛々しさが軽減されてたからかな。

たぶん監督は映像面での演出が下手なんだろうけど、それが逆にチープさと古臭さを醸し出してて、そのおかげでゴシック調のホラー要素が際立ってるんだろうなと、前向きに捉えてます私は、はい。

肝心の儀式のシーンも妙なロック感があって、コメディに転ずるかどうかのスカし具合が良い塩梅。

結末の意外性は現代っぽくてひねくれてるけど、私は大好き!

血みどろOKな人、イタリアンホラー好きな人、クリーチャー好きな人ーーー!必見です♡

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次にどんなクリーチャーが出てくるのか、そんなワクワク感はこれに近いものがあった。

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