
概要
崖っぷちの炎上系配信者が廃墟でのライブ配信中におぞましい恐怖に襲われる様子を、主人公の主観ショット(POV)で撮影した、ファウンドフッテージ形式のPOVホラー。
主人公ショーンを演じているジョゼフ・ウィンターが、妻のバネッサ・ウィンターとともに監督、製作、脚本、編集を手がけて作り上げた。また、ジョゼフは音楽も担当している。(映画.comより)
あらすじ
炎上系配信者として人気を集めていたショーンだが、過激すぎる企画が原因でアカウントを停止され、スポンサーやファンから見放されてしまう。配信者としてすべてを失ったショーンは名誉挽回をかけた企画として、ある廃墟でのライブ配信を決行する。深い森のなかにたたずむその廃墟は、かつて何人もの住人を死に追いやったといわれる、いわくつきの館だった。ライブ配信を盛り上げるために館内を荒らしてまわり、視聴者のコメントにあおられて挑発的な行動を繰り返すショーンは、やがて触れてはならない何かを呼び覚ましてしまう。(映画.comより)
キャスト
監督:バネッサ・ウィンター
ジョゼフ・ウィンター
出演:ジョゼフ・ウィンター
メラニー・ストーン
感想
急なんですが、最近知り合いになったクリエイターさんが映画好きということでお話してみたら、なんとホラー映画好き、さらには白石晃士監督が好きというではないですか。
私も『コワすぎ!』シリーズとか大好きだからさ、もう盛り上がっちゃって。
そのときフリマ中だったんだけど、正直店番放棄してサテンに直行したいくらいな気持ちでね。
普段は仲のいい友人でも私から連絡取ることって滅多にないんだけども、ホラー作品を観たら感想送っちゃったりして。
今までホラー映画好きな友達っていなかったから、勝手に私運命感じちゃってます(きもきも)。
そんな運命の出会いを果たしたそのお方からおすすめしてもらったのが、今回ご紹介する『デッドストリーム』でして。
配信サイトでもおすすめに出てきてはいたんだけども、主人公が片目パンパンに腫れて血みどろになってるビジュアルに「今は気分じゃないかなぁ」って先送りにしてたんですがね、今となってはその時の自分を主人公の顔面になるくらいぶん殴ってやりたいですよ。
ま じ で お も し ろ い か ら
み な い と そ ん す る か ら
わけもなく空白開けてみたけど、とにかく私と同じくなめてかかってる皆に伝えたい。
全編POVのファウンド・フッテージ、おバカ配信者が幽霊屋敷で生配信、なんてB級ホラー要素満点な設定の時点でなめてかかってる君、ま じ で そ ん す る か ら 。
これでもかと襲いかかる怪異に、配信者が狂喜するような見事なリアクションをする主人公ショーンが本当最高だし、惜しみなく見せてくれるクリーチャーたち(ゴーストなの!?どっちなの!?)のビジュアルの気合いの入り方ったらありゃしない!!
もうなんか、『ヴィデオドローム』とか観た時の興奮が蘇るような、ちゃんとアナログで作り込まれてるのって良いなって、なんか涙溢れるくらいのさ、熱が伝わってきたのね。
おバカなハイテンション配信者が見事にゴーストに呪われて取り憑かれてえらい目に遭うっていう、こんな超超B級な作品をなんと夫婦が作ってるんですよ。
もうその時点で歓喜&嫉妬。
私もさ、旦那がデザイナーだからさ、夫婦で共同でクリエイトしようよ!ってずっと言ってるんだけどさ。
「はらぺこめがね」さんとか「ザ・キャビンカンパニー」さんみたいに、夫婦で絵本とか書こうよって進行中ではあるんだけども、中々形にならなくてね。
モヤモヤしてるときにこんな作品見せられてら、もう芸術は爆発だ!頭で考えてんじゃねぇ!って心の中の岡本太郎先生に怒られた気持ちになって、突き進むしかないなって。
本当爆発してた、才能とセンスとホラー映画への愛が。
ビジュアルの作り込みは前述した通りなんだけど、それぞれの監視カメラに名前つけるときのネーミングセンスとか自撮り棒の代わりにロングサラミ付ける発想とか、小ネタのセンスが抜群で。
ホラーとコメディ感のバランスも絶妙で、ショーンが哀れであればあるほど、空回りして叫ぶ姿に笑ってしまうっていう、配信者としては最高の出役ではあるんだけどな。
ゴリゴリのホラーファンも絶対に唸ること間違いなしの大傑作!絶対絶対絶対み る べ し!!!
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