2017年7月16日、ジョージ・A・ロメロ監督が亡くなられました。
今あるゾンビのカタチを作り上げたのがロメロ監督。
ゾンビファンとしては今世紀最大のニュースとなりました。
”ゾンビ”という存在は元々ブードゥー教が発祥であり、今のように人を襲い人肉を食べる存在ではなく、ただの意思を持たぬ奴隷として描かれていました。
初めてのゾンビ映画と言われているのは1932年の「ホワイトゾンビ」。
今のゾンビのイメージとはかけ離れた、人に忠実ななんとものんびりしたゾンビが出てきます。
そして1968年、ロメロ監督が作った「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」により初めて人を襲うゾンビが生まれたのです。
今のゾンビブームはロメロ監督がいなければ生まれなかったでしょう。
ドラキュラやフランケンや狼男といった”個性”に溢れた存在ではなく、団体の中で個を失った存在であるゾンビがここまでブームになったのは、生前の姿が想起できるような愛くるしさまで感じられるゾンビ像をロメロ監督が作り上げたからでしょう。
そうです、ゾンビは愛しいのです。
世界中で誰もが主役になれるコンテンツが増えた今だからこそ、個性を発揮できない人間のくすぶりやわだかまりを投影できる存在としてゾンビは重宝されるのです。
愛でましょう。
ロメロ監督が亡くなった今こそ、ゾンビを皆で愛でましょう。
もしもまだロメロ監督作品を観たことがないという方は、是非個人的におすすめの「ランド・オブ・ザ・デッド」を観ていただきたい。
わかりやすいストーリーに進化したゾンビ。
心持ってかれること間違いなし。
とにかく観やしゃんさい!!↓↓

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