2016年 アメリカ製作
監督:フェデ・アルバレス
キャスト:ジェーン・レビ
ディラン・ミネット
ダニエル・ゾバット
スティーブン・ラング
超カンタンあらすじコチラ↓
強盗を繰り返すロッキー(ジェーン・レビ)、マニー(ダニエル・ゾバット)、アレックス(ディラン・ミネット)の3人。
大金を隠し持っていると情報を掴んだ老人の家に強盗に入ることに。
しかしその老人は盲目であるが元軍人という経歴を持っていた。
研ぎ澄まされた聴覚を持った老人が若者を追い詰めていく・・・。息も詰まる密室系ホラー!!
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映画『ドント・ブリーズ』感想
(※以下ネタバレあり)
どんな音も聞き逃さない盲目の老人が追っかけてくる!
的な触れ込みでめっちゃ期待値上げて拝見致しました。
観てる方も息を殺して観ちゃうーー!なんて聞いたモンでね。
最初の感想。
「あれ、キミたち息しとるやん。」
私はてっきり息の音すら聞き逃さず追ってくるバケモノオヤジなのかと思ってたもんで、目の見えない人がそのかわりに聴覚が鋭くなった、っていう程度の””すげー耳がいいやつ””設定だったのでがっかり┌|゚□゚;|┐ガーン!!
ただただ「元軍人の、盲目だけどすげー強いじじい」であり、決して息を吸い込んだだけでも追っかけてくるバケモンではないことを強調しておこう。
まず構図がね、強盗にやってきた若者3人対盲目の老人という、これだけ見たら若者の方が悪くみえるでしょ?
でも若者達は、一人(マニーっていうバカ)を除いて、のっぴきならない家庭の事情から資金集めが必要で、かなり同情を誘う。
そして老人の方といえば、娘を亡くした交通事故の加害者(若い女性)を監禁し、自分の精子をスポイトで注入して妊娠させていたという超ヘンタイオヤジ(シンデシマエ)。
これでどちらにも非があるし、同情も出来るよーーというフィフティフィフティなバランスを作ったんだなと見え見え。
それでも老人が娘を事故で亡くして打ちひしがれた哀れなおじいさんじゃなくて、心の底から嫌悪を覚えながらもキチガイジジイであったことに多少のホッと感を覚えましたよ。
そうでなくちゃ、こういうB級は。
まぁそもそも侵入してきた者を例え強盗であっても迷いなくブチ殺すというおっさん自体狂っとるけどな。
これはB級好きだから言わせてもらいますけども、キチガイオヤジであるならば、もっと肉弾戦で若者を迎えうってほしかったな。
攻撃がほとんど銃なんだもの。
距離を取るじゃない、銃って。
どうしても音だけで判断して打つからまぁ外れるしね。
それよりも、物音が聴こえた瞬間に、まるでフラッシュのよう目にも見えぬ速度で近づいてきて、気がつくと側に立っているみたいなモンスター級のヘンタイにしてほしかったのよ。
これは愛があるから言うのよ。
なんだかんだ文句は言いましたけど、オープニングの空からの引きのシーンであったり、てんとう虫が指を這うシーンであったり無駄に映像もきれいでおすすめの映画ではございます。
正直一番怖いのは映画冒頭の、空からのカメラが徐々に地上に近づくシーンね。
ウィーキングデッドの街並みみたいな静かな道を、重そうな「何か」を引きずりながら歩いている人物。
その「何か」の正体がわかった瞬間に、ゾッとしたっていう、なかなかお気に入りのシーンです。
驚き要素が多いので、一人で観るだけでなく複数人で観るにもおすすめですー。
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コメント
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