あらすじ
大学教授のセリーナは週末に特別課題を実施するため、生徒5人を連れて人里離れた湖を訪れる。セリーナの恋人で元ネイビーシールズの隊長だったジョンが運転する車で現地に到着するが、日が暮れてきた頃、2人の生徒が謎の集団に襲われて惨殺され、セリーナと残り3人も連れ去られてしまう。救出に向かったジョンを待ち受けていたのは、人肉をむさぼる恐ろしいミュータントの群れだった。(映画.com)
『ザ・バトル』感想
こんちゃ!アサミヤです。
前回ご紹介した『ZInc.』に引き続き、未体験ゾーンの映画たち2018に行ってきましたよ!
今回は『ザ・バトル ネイビーシールズVSミュータント』をご紹介!
率直に申し上げます。
「つまらん!」
だけど
「旨味あり!」
以上!
今回も『ゾンビ学』の岡本健先生と観させていただいたんですけどね、帰り際に「いやーー、とんでも映画でしたね!」とある意味盛り上がりましたよ。
まずタイトルから突っ込みどころがね、大きい突っ込みポイントがね、あるのよ。
『ザ・バトル ネイビーシールズvsミュータント』っていうタイトルなんですけどね、ネイビーシールズ出てきません。
出てくるのは”元”ネイビーシールズですから。
なんで現役感出したタイトルにしてんだっていう。
それもチラシがこれなのよ↓
”めっちゃネイビーシールズやんっ!”て思うでしょ?
ちゃうねん。
全然こんな格好してへんねん。
実際Tシャツ姿で戦うから。
それに物語の舞台9割が森やから。
街で一切戦わんから。
触れ込みも大きく『ネイビシールズ1人×殺人ミュータント軍団50人』って書いてるけど、別に軍団とソルジャーしてるわけではなくて、ただ恋人をさらわれた元ネイビーシールズが怒りつつも淡々と食人族を倒していくという簡単なストーリーなのですよ。
なんでここまで誇張して書いてるかっていうと、多分原題に理由があるんじゃないかと思いまして。
どんな原題かっていうと、『The Horde』っていうんですがね。
ゾンビ映画好きの方ならピンと来てる方多いのでは。
そうです、もう一つの『ザ・ホード 死霊の大群』というゾンビ映画があるんです。
↓↓↓↓↓↓↓↓
こちらは大量のゾンビが一人のおっさんに群がるというシーンで有名なんですがね、
『人間一人VSゾンビ300体』というのが宣伝文句なんですよ。
原題が同じ『Horde』繋がりということで、「一人と大群が戦うっていう構図をそのまま拝借したら面白いよね?」という宣伝部の声が聞こえます。
”Horde”って日本語訳すると”大群”って意味なので製作者の意図としてもその構図は間違ってないのだろうけど、やっぱりこじつけのような気がします、はい。
元ネイビーシールズのジョンが実際にハッスルするのは、群れでいる食人族(劇中ではミュータントと言ってますが・・・)相手よりも、食人族を治めるリーダー格のアトキンソンと一対一だったし、なんだか詐欺行為のようにも思えてきます。
でもこれがB級。
イチャついてるカップルからヤられるし、グロシーンもしっかりあるし、ある意味真っ当なB級映画でしたな。
あまりにも内容なさすぎて、私今無理やり言葉紡いでるんですけど、皆さんちゃんと読めてます?
本当レビューするのがちょっと億劫なくらいですわ。
こっからは”ある意味面白ポイント”を挙げていきますので、今回はあっさり目で許してください。
映画『ザ・バトル ネイビーシールズVSミュータント』の”ある意味面白ポイント”
1.生徒の前でイチャついてんじゃねぇ。
特別授業と称して森にやってきたのがジョンの恋人で先生のセリーナと生徒達。
なぜか部外者のジョンも一緒に車に乗ってやってくるんだけどさ、日本じゃまず考えられないよね。学生連れた先生の彼氏が車運転して課外授業に行くって。
そんで生徒の前でイチャついて、果てにはプロポーズまでして、ラブラブかっ!
純日本人な私は目から鱗でしたよ。
生徒と距離の近い先生って憧れるけど、なんか違う。目の前でいきなし女性の顔見せないで欲しいのよ。
それも彼氏がめっちゃムキムキの元ネイビーシールズって。頼りにはなるけど、個人的にビビってバビッて授業どころじゃないわ。
皆さんもぜひ自分が学生だと思って観て下さいよ。すんなりその状況を受け入れられるなら、アナタ リッパナ アメリカジン ネ。
2.消火器シーンは迷シーン!?
森にやってきた生徒がそれぞれ課題に取り掛かる中で、食人族であるミュータントに襲われるんですけどね。
ジョンの恋人のセリーナも、”良い女だなグヘヘ”つってさらわれちゃうんですよ。
それに怒り狂ってるのかどうかよくわからないジョン(ある意味クール)はミュータントの住処に乗り込むわけですけどね、宣戦布告として敵の一人を的にしてボーガンで火を放つんですよ。
ブワーッと燃え上がった火に”ひぃひぃ”言いながら暴れまわる敵なんですが、明らかにスタントマンがくるくる回ってるようにしか見えない。
そしてなぜかその明らかスタントマンに2、3人の消火器を持った仲間が火を消しに来るんですよ。
えっ?消火器?
『悪魔のいけにえ』とかに出てきそうな拷問部屋もあるような薄汚い住処ですよ?
なんで消火器あんの?
てか絶対カットするタイミング間違ってるっしょ!
と突っ込まずにはいられない、ある意味名シーンです。
この作品を映画館で観ることはないと思いますが、万が一周りに観客がいる中でも、このシーンは思い切り吹き出しましょう。
監督も絶対笑いどころとして持ってきてるはずだもん。
そうじゃないとこのシーン入れた意味わかんないもん。
「このシーンがあるから、ラストは云々かんぬん」とか解説してくれる人いたらお会いしたいもん。
いやぁ、なんてまとまりのないレビュー。
この映画をおすすめするなら、筋肉ムキムキフェチか、コスタス・マンディロアファン(『ソウ』シリーズの刑事役でお馴染み)のどっちかだな。
あっ、舌引っこ抜いたりするシーンがあって結構エグいので、スプラッター物とか好きな方も楽しめるかも。
だから純粋にゾンビ映画を求めてる方には正直おすすめしません。
お色気も一応あるんだけど、おぱいは映らないのであまり期待しないように。
そういえば私、途中からプロレスを見てるかのような気持ちになったんですよね。
明らかなヒーローとヒールという相対する存在と、ジョンの型にはまったアクションが一種ショーであるプロレスに見えてきて。
なんだかリングの外から観てる観客のような気持ちになりました。
それは良いのか?
未だ正解がわかりません。
でも、妙に引き込まれる映画であったのは事実。
こんだけボロクソ言ってるけど。
映画もプロレスもエンターテイメントということで、締めくくりましょう。
そんな”極上エンタメ一応ゾンビ映画”、勇気と時間がある方はご覧あれ・・・。
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