覚醒した少女の容赦のなさが爽快。映画『BECKY ベッキー』(2021)レビューとイラスト

スポンサーリンク

概要・あらすじ・キャスト

概要

13歳の少女とネオナチ脱獄犯が繰り広げる壮絶なバトルを描いたバイオレンススリラー。「アナベル 死霊人形の誕生」のルル・ウィルソンが主人公ベッキーを演じ、「ピクセル」のケビン・ジェームズ、「テッド」のジョエル・マクヘイルが共演。「ゾンビスクール!」の監督コンビ、カリー・マーニオン&ジョナサン・ミロがメガホンをとった。「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」(2021年10月29日~11月11日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか)上映作品。(映画.comより)

あらすじ

母を亡くした少女ベッキーは父から再婚相手を紹介され、滞在中の別荘を飛び出す。しかし脱走した凶悪犯4人組が別荘に押し入り、ベッキー以外は人質にされてしまう。反撃に出たベッキーは、恐るべきスキルを駆使して犯人たちを追い詰めていく。(映画.comより)

キャスト

監督:ジョナサン・ミロ、カリー・マーニオン

出演:ルル・ウィルソン、ケヴィン・ジェームズ

感想

思春期真っ只中の13歳ベッキー。

母親を亡くして心を閉ざし父親とも絶賛険悪ムード中の彼女に突如「この人が新しい母親だよ」と父親から告げられブチギレるベッキー。

みんなで訪れていた別荘を飛び出している間に脱獄犯が侵入し、父親や継母となるケイラ、義弟となるタイが拘束されていた。

脱獄犯と対峙する中で、ベッキーは凶暴性を覚醒させていく。

少女であるベッキーが悪党どもをメッタメタにやっつけるシーンが今作のキモ。

公開当時から中々容赦ない内容だとは聞いていたけど、いやぁ少女版ランボーと言っても抜かりないほどの戦闘スキルでやっつけていく姿はマジで容赦ない。

オープニングで脱獄犯とベッキーがシンクロするかのようなカット割があって、それがただただおしゃれだなーと思って観ていたのだけど、実はそれって脱獄犯とベッキーの凶暴性を同一視するような演出だったのか。

正直脱獄犯よりも上だったけどな、ベッキーの殺人衝動。

世間では人物背景が薄いとか伏線回収がなくてイライラする、なんて声もありますが、13歳というまだあどけないベッキーの凶暴性に特化した演出として個人的にはアリ。

『キックアス』とは違ってアクションの爽快感というよりはいかにグロくやっつけるかにフィーチャーしているから、後味は決して良くないっていうのも個人的には好み。

終始膨れっ面なベッキーが最後に不敵に笑みを浮かべるのもまた「くううぅぅぅーー」ってくるよね。

グロ耐性ある程度ないと結構しんどい内容だけど、リベンジものがお好きな方は絶対おすすめです。

こちらもおすすめ

同じ監督の作品で、こちらは逆に子供が散々な目に遭うよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました