映画『マングラー』レビューとイラスト ※ネタバレあり

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マングラー

映画『マングラー』概要・あらすじ・キャスト

概要

スティーブン・キングの短編小説「人間圧搾機」をもとに作られたホラー。ロバート・イングランド、テッド・レヴィンほか出演。

血に飢えたマシーンが、恐怖となってこの世に目覚めた。 「シャイニング」「ミザリー」のモダンホラー作家スティーブン・キング、「悪魔のいけにえ」「ポルターガイスト」の伝説のホラー監督トビー・フーパー、そして「エルム街の悪夢」の”フレディ”ことロバート・イングランドとまさにホラーの三鉄人が手を組んで、かつてない恐怖と惨劇を描いたスペクタクルSFXホラー。(amazonより)

あらすじ

 少女の血により邪悪な魂を持った巨大な洗濯用プレス機が人間を襲い出す。舞台はニューイングランドの小さな町にある古いランドリー工場。そこにある巨大なプレス機が突如として従業員らを引きずり込んでゆく……。(Yahoo!映画より)

監督 

監督・脚本:トビー・フーパー

原作:スティーヴン・キング

キャスト

●テッド・レヴィン:ジョン・ハントン

荒れくれ刑事。
過去に自らの運転で妻を亡くした経験があり、ちょっと寂しげな表情を見せるのが母性をくすぐるようなくすぐらないような。

ロバート・イングランド:ビル・ガートレー

クリーニング工場「ブルー・リボン」の経営者。
両足鉄まみれの異様な見た目からして、お前絶対悪もんやろ。

演じているのは『エルム街の悪夢』フレディ役で有名なロバート・イングランド。
特殊メイクを施して見事に不気味な老人に扮しています。

●ヴェネッサ・パイク:シェリー

ガートレーの姪で「ブルー・リボン」で働いている。
ある日誤ってプレス機で手を切ったことから、悪夢が始まる・・・。

●ダニエル・マトマー:マーク・ジャクソン

ジョンの義弟。
現実主義なジョンと違い、オカルト好き。

映画『マングラー』感想

83点

こんちゃ!アサミヤです。
絶賛妊娠中の為、少し記事のアップが遅れております、申し訳ございません。
そんな妊娠を言い訳にする最低なアサミヤが今回ピックアップしたのが、1995年トビー・フーパー監督作品『マングラー』

同年代の作品に『ダイ・ハード3』やエロティックSFとして有名な『スピーシーズ 種の起源』、個人的にアニメ映画NO.1の『GHOST IN THE SHELL』が名を連ねているのを見る限り、もはやCGを使った映画が当たり前に存在していた時代です。

そんな中でトビー・フーパー監督らしく、プレス機が人間を食べるというB級な内容をアナログな手法で描いたのが『マングラー』です。
時代に逆行するようにあえて手作り感を前面に出したちょいグロな表現や巨大プレス機の造形がたまらないのですが、なぜか最後にとっても残念なことになってしまっています。
それはまた後ほど・・・・。

巨大プレス機「マングラー」の恐怖!

事の始まりはクリーニング工場「ブルー・リボン」。
メインで稼働している巨大プレス機は「マングラー」と呼ばれ、まるで奴隷のように働かされる女性たちがせっせと毎日シーツをプレスしておりました。

ある日事故にあって手を怪我したシェリーの血がマングラーにブシャーッと付いてしまうのですが、なんとそれがきっかけでマングラーは人間の味を覚え、次々人を襲うのです。

シーツを呑み込む口に手が挟まれる恐怖ったらないですよね。
例えば『Fago』とか『タッカーとデイル』とかに出てくる木の粉砕機なんて、もうそこにあるだけで絶対誰か犠牲になるよねっていう痛みの象徴でしかない。
それと同じようにシーツを呑み込むマングラーも、そこにあるだけで「いつ人を呑み込むんだ!?」っていうハラハラ感がたまらない。

実際のプレス機ってどこまでの大きさかわかんないけど、たぶん過剰にでかい造形が、シーツより人間をプレスする方がお似合いなモンスター感を増してて素晴らしい。

でもね、正直このプレス機に近づかなきゃ良いじゃんって思いません?
マングラーはただシーツをプレスするだけの機械だから、決して移動するわけじゃないし、手が伸びてくるわけでもない。

このマングラーに人が巻き込まれていくのってどうしても無理が出ると思うんだけど、そこをうまく「後ろを通る配送業者にぶつかれて」とか「薬が落ちたのを拾おうとして」とかうまいこと理由をつけてプレス機にどんどん人を呑み込ませるトビー・フーパーの腕の良さ。

動かないものにそれでも人が呑み込まれて手を失い全身グチョグチョになる様が今作の見どころなのです。

それなのに動き出すマングラー

そこまでして徹底的に不動のマングラーの恐怖を描いていたのに、なんと最後の最後、このマングラーに足が生え手が生えで動き出す始末。

「は?」と目が点でしょうけど、事実です。

実はガートレーやこれまで成功をおさめてきた人間は、永遠の権力を得るために悪魔と取引をし、マングラーに生贄を捧げてきたという真実が見えてきます。
ガートレーの策略通り生贄になろうとしていたシェリーを救うため、ジョンとオカルト好きなマークは悪魔祓いを始めます。

始めは成功したかに見えましたが、より凶暴化したマングラーがなんとバンブルビー並みに変化するのです。

変化するのは良しとしよう。
しかし、明らかに雑なCGで、今までアナログに徹してきたマングラーちゃんがとても滑稽に見えるんですよ。

だったら中に人間でも入れといて、着ぐるみ状態で動いて欲しかった。

無理に動かす展開でなくて良かったんではないか・・・。
そう思わずにいられないマングラー究極の姿でありました。

最後の後味の悪さは最高

動き出したマングラーからからがら逃げだしたジョンとシェリーは日常に戻ったかと思いきや・・・。

シェリーに会うため「ブルー・リボン」を訪れたジョンは、何事もなかったかのように稼働するマングラーを目にします。

そしてシェリーや町医者が悪魔と契約を交わした証である薬指のない右手になっていた。

結局誰もかれもが権力欲しさに悪魔に魂を売ってしまうのだった・・・・という後味スッキリしないラストの展開は、個人的に大好きです。

ちなみに続編である『マングラー2』が出ているらしいので観てみたいのですが、世間の評価が驚くほど低いので、B級好きな私でも戦々恐々としています。

それでも観ちゃうんだけどね。

グロさは低めなので、痛いの苦手な人にもおすすめ!

バンブルビー並みの動きにはがっかりしちゃいましたが、全体的にしっかりまとめられていて、さすがホラー界の巨匠トビー・フーパーだなぁと。

率直に面白かったです。
前半はスプラッター、後半は悪魔祓い、ラストはアクションという様々な要素で楽しめました。

スプラッターといっても実際のグロい表現はあまりないので、残酷シーンが苦手な方でも楽しめると思います。
と言いつつ血はいっぱいでるので、覚悟はしてね♪♪

こちらもおすすめ

★同じくスティーヴン・キング原作&監督を務めた機械が暴走する系のホラー作品。
 スティーヴン・キングって結構B級好きなのね。

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