アイドル映画の枠を超えたホラー。映画『ミンナのウタ』

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概要・あらすじ・キャスト

概要

ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバー7人が本人役で主演を務め、「呪怨」「犬鳴村」の清水崇監督がメガホンをとったホラー。
「GENERATIONS」のメンバー全員が本人役を演じ、彼らの活動の裏側や日常風景も織り交ぜながら描き出す。マネージャー・凛役で早見あかり、探偵・権田役でマキタスポーツが共演。
映画.comより)

あらすじ

人気ラジオ番組のパーソナリティを務める「GENERATIONS」の小森隼は、ラジオ局の倉庫で「ミンナノウタ」と書かれた古いカセットテープを発見する。その後、小森は収録中に不気味なノイズと少女の声を聞き、行方不明となってしまう。事態の解決を急ぐマネージャーの凛は、元刑事の探偵・権田に捜査を依頼。メンバーたちに話を聞くと、彼らもリハーサル中に少女の霊を見たという。やがて霊の正体は「さな」という女子中学生であることが判明するが、彼女が奏でる呪いのメロディによって恐怖の連鎖が引き起こされていく。(映画.comより)

キャスト

監督: 清水 崇

出演:GENERATIONS
   マキタスポーツ
   早見あかり

感想

ダンス&ボーカルグループGENERATIONSが本人役で出演し、昨今盛り上がりを見せるジャパニーズホラーの祖、清水崇監督が手がけたホラー映画として話題になりましたね、こちら。

ただのアイドル映画的立ち位置かと思いきや、ホラーアイコンである「高谷さな」のいい意味で気持ち悪いビジュアル、要所要所に挟み込まれる質のいいジャンプスケアなど見せ所が多いホラーに仕上がってました。

特に高谷さなの母親がループに陥るシーン。

同じセリフを繰り返しながら唐突に変化球を投げてくるあのシーンは素直に驚いたな。

今作の素晴らしいのはホラー演出に抜かりないのはもちろんなんだけど、GENERATIONSのタイアップ的作品とはいえ彼らの演技もくどくなく、彼らを知らない観客(私含め)でも何となく彼らのキャラクターや立ち位置が把握できるように時系列をいじりつつ物語を進めてくれたこと。

アイドルやダンスグループに興味がないような私でも、彼らに一瞬興味を持てたくらの力がありました。

(でも結局は物語の進行役でもあるマキタスポーツが一番の推しになるおじさん好きな私である)

逆にGENERATIONS好きだけどホラー苦手な人は結構トラウマになるくらい良い塩梅の厭ホラーに仕上がっているので、そこら辺は覚悟を持ってご鑑賞を。

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アサミヤカオリ

イラストレーター/造形作家/映画コラムニスト/漫画家

1983年生まれ。大阪出身。
2018年より徳島に拠点に移して活動中。

AWAP『映画コラム』/ BRUTUS『赤恥研究所』連載中
B級映画/ラジオ/観葉植物好き。最近は22時就寝5時起きで制作がんばってます。メキシコ行きたい。

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2023年公開作品ホラー
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